レコ室からこんにちは4日目

京都KBSラジオ「レコ室からこんにちは」今日で最後でした。
今日もお店に居てほとんど聴くことが出来なかったのだけど、少しかけることが出来て、自分のあまりの声の暗さにちょっと落ち込みました。
収録後、深夜放送向きと言われたけど、ここまでとは・・あまりの暗さにきっとたくさんの京都の街の人がそっとチャンネルを変えたと思います(笑)。
でも、かけさせていただいた曲は、本当に大好きな二曲、monkees「Day dream beriever」、john lennon「Grow old with me」でした。
この二曲、自分にとってほんとうにたくさんたくさんの思い出が詰まった曲です。聴くだけでいろんなこと、昔のこと、想いだす曲です。
「day dream beriever」有名な曲だけど、自分にとっては本当にかけがえのない一曲で、実は収録中もかけていてじわっときてしまったくらいでした。なんとゆうか、この曲を聴くといつも、ラジカセの前でじっと座って一生懸命音楽聴いていた14歳くらいの自分がぱっと見えてくるのです。
音楽は記憶を一緒に閉じ込めるから不思議です。
中学生の頃とにかくこの曲が好きで、何かあるたびに聴いていました。なんか、別にどこがいいとかわからなくて、ただこれを聴くと、とにかくぱーっと目の前が開いてく感じがして、単純に心が落ち込んだときや、明るくなりたいとき、高校受験の日や入学式の日の朝にもこの曲を聴いてから家を出たことを覚えています。
その頃は誰とも音楽を愛する気持ちを共有することが出来なかったのですが、ときがたって大人になって、この曲をまさかラジオでかけさせていただく日がくるなんて、あの頃の自分には想像もできなかったことだなぁと思います。(今の自分の声も放送ではほんとに暗かったので、案外変われてないかも、とおもったけれど笑)
大人になったら、いろんなことが良くなる、だから今はがまん、早く自由になりたい、と、何故か子供のころはいつも思っていました。
それで、音楽に出逢って、大人になって、なにもかもかわって、ほんとに今はその頃おもってた自由、なんだとおもいます。
でも、唯一、曲を聴く行為だけは、あの頃と同じです。あの頃から音楽を聴けば心の中だけは本当に自由になれたし、曲と自分だけになれた。今もあの頃と同じ曲を聴くと、ただラジオの前に居る人が大きくなっただけ、という気がします。昔と今とがちゃんと繋がっている気がします。
私が忘れても、モンキーズビートルズの音楽があのころの私のこと覚えてくれてる。変な話だけどほんとにそうおもうんです。音楽ってすごい。
そう、同じくビートルズともすごい出逢いがあって、中学校時代はそのへん一色なんですが、長くなりそうなのでその話はまたいつか(笑)
ジョンのソロとは、20代になってやっとちゃんと出逢えた感じで、ずっと聴いてはいたんだけど、本当に理解れたのは20代後半なのかもしれません。
ジョンのこの曲、録音も大好きです、なんか、この雑音も入っている感じが、ほんとに生きてる感じ、愛がある感じがするんです、すごいとおもう。
一緒に育って行こう、とうたったジョンは、この曲を知ったときにはもうこの世にもういなかったけど、曲はずっと残って、一緒に居てくれています。
この曲たちとは一生の付き合いになるんだろうな。
ラジオでかけることが出来て、改めて、おもいました。
ものすごく個人的な選曲だったけど、この二曲をかけさせてもらって、ほんとにほんとに嬉しかったです。
しんみりしましたね。ラジオではもっとしんみりしちゃってお通夜みたいでした(笑)うーん、どうしたもんかなぁ。


4日間、興味を持ってくれて本当にありがとうございました。
一緒に出演してくれた、熊坂路得子さん、やんてらさん、レコード室で音源を一生懸命一緒に探し出してくれた石橋さん、
そして、素晴らしい機会を与えてくださり、あたたかい眼差しで収録をしてくださったディレクター小林秀野さん、KBSラジオさん、本当にありがとうございました・・・!
4日間、聴いてくださった方、聴けなかった方も、ここで一緒に楽しんでくださっていたら嬉しいです、本当にありがとうございました。
おやすみなさい。