『光』と『世界へ.』


とうみんにっき、今年初めての投稿です。
他の媒体に新しく書くか迷った、でもやっぱりここに書くことにしました。


このブログをつくったのが、2010年。
あれからもう8年も経ちました。


昔は毎日書いていたけど、だんだん書けなくなって、もう全然書けなくて、
わたしは冬眠をもうできなくなった。
それはめちゃくちゃまいにち生きてるから、
寝てる場合でなくなってしまったからだと、思っています。


2015年の11月に7インチレコードを出して、この3年の間、いろんなことがありました。
まず、長年一緒に暮らしていた人と離れ、一人で暮らし始めたこと。
ひとに甘えきっていた自分と別れ、
生きるための全てのお金を全部自分でなんとかしないといけない状況に自分から飛び込んだ。


働きながら、音楽も本気でする、と、決心したのが2年半前。
それからは、仕事の後だろうが休みがなかろうが、
とにかくライブ、ライブ、たくさんしてきた。
どんなにライブの後寝てなくてもきつくても、絶対仕事は休まない、
どんなに嫌な人がいる職場でも自分からはやめない、って決めた。
嫌なことあっても、身体疲れてても、音楽やれば大丈夫だった。
時間がたくさんあった時よりも、多分どんどん元気になっていった。


それでも最初の一年は心も身体も本当にしんどかった、
だけど、その年の終わりに、バンド、結成した。「ほたるたち」。
今思っても、自分の人生に差してきた一筋の光のようだったと思います。


みんなで音を合わせ、ライブを重ねていった。
「楽しい」と思えること、どんどん大きくなっていった。
飽きるんじゃないかと思ってた自分が、全然飽きなかった。


そのほたるたちをやりながら、ソロもたくさんライブ、重ねていった。
熊坂路得子さん、服部将典さん、高橋幾郎さん、西村卓也さん、
関島岳郎さん、高岡大祐さん、大友良英さん、船戸博史さん、
穂高亜希子、としての自分で、いろんな人と一緒に演奏した。


みんなすごい方達で、対等に一緒にさせてもらえること、
本当にすごく嬉しくって、とにかく毎回全力でやってきた。
それでもなかなか、自分に自信がつかなくて、悔しかった。
その弱い自分を振り切りたくて、どうしたら振り切れるか考えて、
とにかくライブをしていくことしかないと思った。


いつも綺麗にしているようにしてた部屋はぐちゃぐちゃになり、
気をつけてたごはんも外食ばかりになりがちで、
落ち着いて好きな友達に手紙を書くこともできない毎日の中なのに、
今までの人生で一番元気。


少し前まで、いつも自分がダメになることが怖かった。
こんなことしてたら気づかないうちに、
大切なこと全部落としてなくなっちゃうんじゃないかと思うと動くことが怖かった。
時間が経っていくことが本当に怖かった。


でも多分今そんなに怖くなくなった。音楽さえやってれば。


冬眠から少しずつ覚めて、今、わたしは目を開けてこの世界を歩いている。
ずっと昔、ただただ、早く死にたい、と毎日思ってた時期が長らくあった。
そんな自分が、笑って楽しそうに、今も生きている。
こんなに大丈夫な日が来るなんて、昔の私は知らなかった。


生きることと死ぬことを両方わたしに教えてくれた人たちがいる、
その人達は音楽いのちだった、わたしも負けない。


今日は、二つのアルバムの発売日。
ほたるたち『光』、と穂高亜希子『世界へ.』。


このアルバムをつくるのに、沢山の人の力をもらった。
みんなでつくった、わたしだけでなく、いろんな人の心が、ここにある。


ずっと歩き走り続けて今も音楽と人がわたしを救ってくれています。
もう大丈夫。この2枚も安心して送り出せる。


また、走る。これからも元気で音楽をやっていく。



最後にこのアルバムに関わってくれた人たちの名前を


ショーヘイマン、よっさん、
中村さん、三富さん、
玲ちゃん、茜ちゃん、さおりさん、
白岩さん、
守屋さん、
そして平澤さん
本当にありがとう。



2018年10月24日穂高亜希子


………………………………………………………………………………………



10月24日発売 ほたるたち『光』より
ミュージックビデオ『風、青空』
監督:白岩義行 撮影協力:小川亮



ほたるたち1stalbum 『光』

9曲入 2,200円+税

ほたるたち:穂高亜希子vo,ba、松尾翔平g、吉川賢治dr

録音,マスタリング :peace music中村宗一郎
写真、デザイン、絵: 佐藤玲

発売元:なりすコンパクト・ディスクハヤブサ・ランディングス

トレイラー [https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=O602Ud2162E


穂高亜希子 3rdalbum 『世界へ』

8曲入 2,000円+税

穂高亜希子 vo,acog,p

録音、MIX :三富栄治
マスタリング :peace music中村宗一郎
絵: 前川茜
デザイン: 萩原佐織

発売元:なりすコンパクト・ディスクハヤブサ・ランディングス

トレイラー[https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=-MRBMxgDo1c

2017年流星はのせてってくれた

久しぶりにブログを書きます
8月からだから五ヶ月ぶりかな


今日で2017年のライブがすべて終わります
去年の今頃のこと思い出すと、
自分の気持ちがどれだけ軽くなって、
満ちてるかわかります。


今朝、深夜三時、たくさんのお客様の前で、
新宿JAMで演奏させてもらった。


三年前でた時は、早く灰野出せって演奏中にヤジを飛ばされたっけ
去年の私ならとてもこわかったと思う


みんなが私を公開処刑する恐ろしい審査員に見えてしまっただろうと思う
もし、少しでもダメな演奏をしたらみんなに嫌われてしまう、
とちったらどうしよう、できなかったらどうしよう
もう何年も、知らない人たちの前で歌う時はそんな気分になってしまっていた


でも昨日は全然気にならなかった。
西村さん、幾郎さんがいてくれたのもあるし、
私自身がこの一年で本当に変わったんだと思う


誰がどう思ってもいいから精一杯全力でやろう、と、ただそれだけを、
やっと思えるようになったのが今年でした。


そう思えるようになったのは、自分でそうなれたんじゃなくて、
本当に今年出会ったたくさんの人たちのおかげだって思う


前半は本当にキョロキョロしてばっかで、
ライブがどう思われたかばかり気にしてた気がする
お客さんが全然呼べないことも本気で悩んでた


たくさんの人たちが会うたびに、自信持ちなよ、って言ってくれたな
大御所と呼ばれるような人からまでそういう言葉をいただいたりした
関さんにいたっては、人の意見を気にするのは間違ってるよ、って注意までしてくれた
(逆ギレしちゃったよ、その時は、、)


頭ではわかってた、わかってるんだけど、
それでも、なかなか自信が持てなかった


だけど、今年、毎月のようにほたるたちをやるにつれて、
お客さんは全然増えなくても
どんどん、手応えを感じていったこと
ああ演奏楽しい、って思えるようになったことや、
ツーマンライブをさせてもらった相手のミュージシャンと、
がっつり向き合うことで見えてきたその人の音楽や姿勢を見たこと、
一緒にセッションして未知の扉を一緒に開けてもらったこと、
関西、名古屋なんかの、ライブ、呼んでもらえた場所での、東京とは違うお客さんの反応とか、
やっぱりどこに行っても、うたったあとにいただけた、贈り物みたいな言葉とか
私のライブを見た感想をとにかく言葉で何度も伝え続けてくれた人がいたこと、それは本当に大きかった


見返りを期待するためにライブしてるわけじゃないと思う、
だけど、自分の期待してるより、今年はもっともっとそれ以上のギフトをたくさんもらった



一人一人名前をあげたいけど、きりがないから
あげないけれど、心の中でその人たちの顔が浮かぶ。


本当にいい年だった。
今年はスタートの年だったんだと思う
この一年で、古い自分のいらない殻を脱ぎ捨てて、
新しい自分に生まれ変われたと思う


今、音楽することが、本当に嬉しいんだよ


昨夜のライブは、途中少し気が抜けちゃったなってあとから思い返すとこもあるけど、
こころ、からだ、全部使って、西村さんと幾郎さんの音を感じながら、JAMの空気を感じながら、
お客さんが全然こわくなかった


気持ちよかった、楽しかった、最高だった


みんなへとへと、私もへとへと、
西村さんが、ご老体にはきついですよ、笑と冗談言ってたけど、
私も腰がいたかった笑
かなり激しいライブだったと思うから、二人1時間近く、ずっとすごいテンション、本当にすごいと思った
終わった後楽屋で三人で乾杯した
バンドだった
西村さん、幾郎さん、25歳も歳上だけど、
音楽で、もうこころがとても近くにある。
終わったら福岡さんがすごく嬉しそうに話しかけてくれた。
何人かの知らない人にも、かっこよかったって言ってもらった。
朝みんなで、ちょっとした打ち上げ。
また来年もやろうと話しました。
本当に嬉しかったんだよ



さて、今日も今からライブです
四時半入りなので今からシャワー浴びて1時間後に家を出なきゃね


今年は魔法の年だった
本当に思うんだ、
やっと世界に許してもらった
私はここにいていい、って
やっと私は心から笑えるようになった


七年前に初めて関西にツアーに行った時、
一生で一回だけの願い事叶えてくれるという神社に行った
そこで願ったこと、
ちゃんと叶った


もう何もこわくない、ってのは嘘だけど
少しだけ、世界がこわくないよ


ありがとう、ありがとうしかない。
生きることに。


12月は相澤君と大柴君誕生日。
生きてたら、○歳か、とか毎年思ってたけどわかんなくなった
もう生きてないから、彼らは歳はとらない
一週間前亡くなった従兄弟のこと、
子供の時からのずっと知ってる従兄弟の人生が、ここで終わり?
意味がわからなかったけどそれは現実なんだ
「故人が生きれなかった今日を、皆さんは精一杯生きてくださいね」お坊さんが言った言葉。



今日が来るから、わたしは1日1日歳をとる。
時間は待ってくれない。わたしもいつか死ぬんだ。


みんなが生きて教えてくれたことを、
私は握りしめて行く。
生きてる人も死んでる人も、みんな、毎日教えてくれる。
そして私を許してくれる。
ここにいてもいいって、音楽が、言ってくれる。


本当にありがとう
今夜のほたるたちライブ、心から楽しんできます。


渋谷に来るのもよし、他にもいろんなとこでたくさんの最高のミュージシャンのライブ、どこに行ってもいいし、
どこにも行けずにお仕事の人もいるかもしれない
お互いに今夜を楽しみましょう、
今夜が楽しめなかったら、次のお休みに楽しみましょう


今日はどんな夜になるんだろう


今年の残りを、じわりじわり、味わって、楽しみましょうね


ありがとう2017年。ありがとう音楽。


穂高

ほたるたち 


「五月の風」


「うそ」


「街の光」


「風、青空」


先々週、8月6日の八丁堀七針での「ほたるたち」ライヴ動画を、
いつもながら撮影をしてくださった山田さんがあげてくださいました。


できるだけ、音量を大きめで聴いてもらえたら嬉しいです、
そして欲を言えばイヤホンなどでベースが聞こえやすい環境で聴いてもらえたら嬉しいです。
(小さく聴くととてもしょぼく聞こえてしまうのは悔しいので)
それでも、ロックバンドは弾き語りに比べてもとくに、
生とyoutubeは全く違うもので、音圧なんかが絶対に伝わらないものだから、
これがほんとだとは思わないでくださいね、


でも、もし、ほたるたち、どんなバンドかな、って気にしてくださってる方がいてくださったら、
少しでも知ってもらえたらと思って、今回いいライヴができたような気がしたので、
みんなで二週間何の曲をあげるか話し合い、なかなか決まらず考え抜いた結果、
間違えているのをあげるのとかも迷ったけれど、
でも空気感のようなものが少しでも伝わればと思い
やっと決心して、この四曲をアップしてもらいました。


四曲も長いから無理しないで大丈夫なんですが、
全部違う感じの4曲じゃないかと思うので、
時間があるときに楽しんでいただけたら嬉しいです。



***



ほたるたち、初ライヴから、半年が経ちました、ライヴは大体、月に一回で、七回。
私は今このバンドで演奏するのがとっても楽しいです。


穂高さんが一人でやってるほうがいいな、って人も居るかもしれないし、
穂高さんには静かな音楽をじっくり聴かせてほしいって思ってくれてる人も居るかもしれない、
でも、私は、ずっと自分の曲でロックバンドがやってみたかった、、、!!


実はほぼ十年前に「クリスタルみかんズ」っていうロックバンドを結成して、
バンドを試みたことがあるのだけど、その時は、引っ張っていく力が0で、
自然消滅、あきらめてしまったのでした。


そこから、もう自分はエレキギターを持つこともなくなり、
ミッシングが休んでからはベースを触ることすらない日々が数年ありました。
でも大柴君が亡くなってまた木村さんとミッシング箱庭をするようになったり、
乃田吊&やさしい悪魔というバンドでベースを弾くようになったり、
7インチシングルの録音でまさかのエレキギターエレキベースを自分で弾く機会が
顔面を殴られるようにやってきて、ロックをやりたいと言う気持ちは、
自分の意志と言うよりも水面下で勝手に動き出してしまって。


昨年春、裏窓の福岡さんが、ドラム高橋幾郎さんとエレキベース西村卓也さんと
即興のライヴを企画してくれてエレキギターをかき鳴らす機会があって、
二人の演奏はすごくって私はとても自然にロックができて、凄い体験になって。
でも幾郎さんが北海道だからこの三人では定期的なバンドはできなくて、残念で、
でもますます、自分の奥の部分でロックやりたい気持ちが高まったと思います。


去年の10月、松尾翔平君と山口やまぐ君が主催した、
ブラックナードフェスという大きなイベントに自分のソロで呼んでもらえて、
前から松尾君のギターってとてもクリアな音がするいいギターだなぁと思っていたので、
お誘いもらった時、松尾君に数曲ギターを弾いてみませんか、と言ってみて。
一度スタジオに入ってみてそのギターがとても良くて、
ライヴも松尾君のギターが乗っている時、とてもうたうのが気持ちよくて、
その日のライヴ後、松尾君と吉川君にバンドやろうと気付いたら言っていました。


私はそういう時酔っ払っているようなもので、何も考えてない時が多いんですが。
ビジョンもなんにもなく、どんなことが出来るのかもわからず、
とにかくスタジオに入ってみることになって。


一回目、最初はアコギを持っていって、二人にギターとドラムを重ねてもらって、
一時間くらいやった後、突然、松尾君が「穂高さんはベースって声がきこえた」と、
宇宙からの交信のようなことをぼそっと呟いて、「じゃあそうしてみよう〜笑」と
その場でスタジオからベースを借りてきて、三人で合わせてみたところ、
これだ、という感じがあって、そこから”ほたるたち”が始まったのでした。



それでも、最初は上手く続けられるかなぁ、まあ数回でもいいかなぁ、と思ってて。
でも、二人は、さすが、今まで色んなバンドを長年やってきた、
名前をつけるのは抵抗があるけれど「バンドマン」と呼ばれるような類の音楽少年たちで、
私にとっては初めて一緒にやるタイプのミュージシャンだったのかもしれない。
松尾君はスタジオとスタジオの間に毎回ギターのフレーズを考えてきてくれたりと、
吉川君も、普通のロックとはちがった私の音楽で、うたを消さないドラムをどうするか、
とても悩んでくれたように思う。練習しながらドラムの叩き方をかなり考えてくれて、
二人とも私以上に熱心にバンドの音を考えてくれ、
逆に二人がひっぱてくれて、”ほたるたち”の音が自然に出来ていきました。


そこから半年、二人は自分の曲のように大切に私の曲を考え、演奏してくれて、
ライヴするたびに、少しずつ少しずつ、形のなかった”ほたるたち”が形になっていて。
私もベース弾きながらうたうことや二人と音を合わせるだけで楽しかった状態から、
ライヴでも自分の感情を出せるようになってきたり、ベースで少しだけど遊べるようになったり。
二人も、どんどん自由になって、自分の音をどんどん打ち出してきてくれるようになってきて。
二人が私が思ってる以上にやる気を見せてくれることに、
ほたるたちをはじめてずっと、安心感と共に、ずっと感動しています。


これがバンドか、と毎回ライヴするたび、スタジオ入るたびに思います。
人見知り気味だったお互いも、徐々に打ち解けてきていて、
私は二人のことを今とても信頼しています。
多分二人も、最初より私のことを信頼してくれているんじゃないかと思っています。
穂高さんは危ない人かもしれないと二人とも最初思っていたかもしれないし、、)


ほたるたち、お客さんはいつもとても少ないけれど、
新人バンドという感じで、一から始めたい。
知らない人や若い人の前で演奏してみたい。
弾き語りでは出なかったようなロックのライヴハウスにも出てみたい。


まだ半年だからやっとましになってきたくらいでロックとしてはまだまだかもしれない
やるたびにかわっていっているので、これからも変わっていくと思います。
まだまだこれからって感じです。
とりあえず、半年の今の演奏、動画だけど、少しでも知ってもらえたらと思って。


今の自分はほぼ社会人として平日全部働く日々で、忙しくてたまらなくて、
けっこう心身をすり減らす感じもあったりして、毎日ぐったり、
人一倍メンタルの弱い自分はすぐにくじけそうになるのだけど、
この一年本当にはくじけずに居られたのは、バンドの存在がかなり大きかった。
私にとって人と音を合わせることは、心にも身体にも、本当の癒し。
今の自分はとにかくロックがしっくりくるみたい。
といったって曲は私が作る曲なので全然ハードじゃないんだけど笑。


今まで私の音楽を好んでくださった人にも、影で応援してくださってる人にも、
ほたるたちを少しでも好きになってもらえたらいいな、心から願います。
(どうしても静かなほうが好きとか、それは全然無理しないでくださいね
弾き語りはずっとやっていきます。
それに、これから、ほたるたちはいいけど、
弾き語りはあんまりって言う人も出てくるかもと思ってます
それってどちらも嬉しいことかもしれません!)


長くなりました、”ほたるたち”をいつかこのブログできちんと紹介したいと思っていました。
今日は休みで、昨日も今日もなんの約束も入れず、一人でゆっくり出来て、
やっとここに書くことができました。読んでくれてありがとう、
動画、楽しんでくれたら嬉しいです。
https://youtu.be/kbUSY8yRS5c?list=PLhwOOf1Czt0QO_xnly3pFWWq26gZXhbCg
↑これは続けて聴けるようにしてくれてるURL


山田さん、ショウヘイマン、よっさん、
そして私の音楽を大事に思ってくださる方々、
いつもありがとう。


ほたか

大濱くんと、京都yugueライブ!


今日の大阪ライブに続いて、あしたは、京都のyugueという喫茶店で、ライブです
京都のバンド、賢いユリシーズの、大濱周也くんと、
ツーマンライブ。


大濱くんと出逢ったのも、実は、前日のビッケさんとの記事でも書いた初めての関西ライブの2日目の、
難波ベアーズを見に来てくれて、話しかけてくれたのが最初でした。
大濱くんは一瞬でわたしの歌をわかってくれたように思います。


それから、大濱くんとも7ねんかけて、どんどん仲良くなって
今は親友だとおもっています
大濱くんはちょうど9歳下で、でもわたしはなにかほんとにこまったとき、なんども相談してきました
すごい言葉をいつもくれる
心のことをとても冷静にいつも考えてる人で
ひとのこともいつも冷静に奥のとこを見て愛のある目で人を見ている
大濱くんに会って年齢とか関係ないんだとほんとにおもったなぁ
大濱くんのその心のことをいつも考えてるひとの言葉の誠実さは、うたそのもので、
わたしは賢いユリシーズのライブ見てなんども涙を流してきました。
自分の音楽と大濱くんの音楽は兄弟のように思っています。


今回、私からお願いして、大濱くんに、お互いソロでやろうと言いました
大濱くんと向き合いたい、大濱周也の名前でやってください、と言いました
出逢って7年、初めて会った時大濱くんは19歳だった
お互い大人になっていろんな壁にぶつかって
でもうたがあるから、それを交換したい


ユーゲさん、すごく気になってて、2年前のやんてらさんとるつこさんと行った関西ツアーライブで、
最後に、ユーゲ行こう!っていって、目の前まで行って、
でもあいてない、ってあきらめたとこ。
前を通ってここかぁーーって思ってた
次に京都にきたらその場所でうたうことになるなんて
不思議、、、!!


あしたは入場料もお手頃価格です
わたしより若い人たち
同じくらいの人たち、
歳上の人たち、
みんなにきてほしい


大濱くんのうたをきいてほしい
京都で待ってます!


******************

6/18
穂高亜希子
大濱周也 (賢いユリシーズ)
19:00から
1059yen
下鴨yugueにて

予約:zeakira9363@gmail.com

ビッケさんと、大阪音凪ライブ!


今日は大阪でのビッケさんとのライブです
そして明日は京都でライブです
多忙極め、ツイッター以外の告知がまた当日になってしまいました、
嬉しいことにもうすぐ満席です


ビッケさんとのライブはじつは7年ぶり、
2010年、初めて関西でライブした時に、
jojo広重さん、ゆーきゃんさんと、わたし、ビッケさん、
という競演でのライブで初めてお会いしたのが2010年。
ビッケさんの初めて見たライブ、ものすごくよかった。
こんな歌を歌う大人の人がいるんだ、って衝撃だった。
あの頃人見知りも今より何十倍もひどくものすごくびくびくしてたじぶんに、
ライブを終わってビッケさんが走り寄って来てくれて
「きいたことないギター、それ、財産だよ」ってなことを言ってくれた。
そのときは唐突でよくわからなくて、は、はい、と答えただけでしたが、
いまだにその言葉がずっと、それこそ言葉のほうが、財産になっています


それから、ラブジョイが東京に来るたび、見に行ったり、
自分がアルバムを発表するたびにビッケさんに感想をいただいたり、
ある時はずっと日常でも文通のようにメール交換をしていました
関西でツーマンしようね、ってビッケさんずっと言ってくれていて、
音凪さんから今回のお誘いをいただき、誰とやりたいですか、といわれて、
迷わずビッケさん!と答えました。

やっと実現、嬉しくてたまらないです。、


音凪さんは初めて伺いますが、ごはんがほんとに美味しそうで、好きな人たちがたくさん出てる音楽の場所!

大事な6周年のイベントに、呼んでいただいて本当に嬉しい


ラブジョイは愛と喜び。
ビッケさんのまっっすぐなうたは、ほんとに希望の光。
CDを聴くだけで泣いてしまう時がある
もうあえないたいせつなひとたちをおもいだす
わたしも、きょうは照れずにうたいます
お会いできる方々、どうぞよろしくお願いします、、!!


****************
2017年6月17日(土)大阪音凪食堂
音凪6周年記念企画
穂高亜希子
bikke(aka ラブジョイ)
開場18:00 開演19:00
チャージ2500円(+1D別途要)
予約は音凪さんへ電話にてお願いいたします。
音凪さんブログに電話番号、住所など記載あります↓
http://yaplog.jp/otonagi2011/archive/61


2015年、ライブにうかがったときの写真です、
たった2年前なのに、若い、、!笑

こもれびまどろみこどものひまつり


5月5日昼
"こもれびまどろみこどもの日"まつり


賢いユリシーズ(京都)
ほたるたち
なみだ
佐藤玲
白丸たくト
土屋滋郎


at高円寺スタジオドム
13〜17時位
1500円
予約keroyonkara@gmail.com


*********


もう今日、の午後、昼13時から。
連休に、京都から”賢いユリシーズ”がやってくるというので、ささやかなこどもの日のおまつりを企画しました。
場所は高円寺、スタジオドム。一昨年の一年半前、賢いユリシーズがここで企画をして私を呼んでくれた場所で。また、大濱君と、何か一緒にやろう、って話して、こどもの日の、初スタジオ企画をしてみました。


出演者を自分の観念だけでだけど、紹介します。


賢いユリシーズは、大濱君率いるメンバー不定形のロックバンド。今回は京都からのメンバーと東京のメンバーでの演奏になるのかな。6年前出会って以来、私は自分の音楽と、大濱君の音楽は、兄弟のようだ、と思っています。とても、大切な、強いものがある。いつも胸を掴まれる。


白丸たくト君は、山形に住んで美術をやる人たちでシェアする創作のための家に暮らしてているらしい音楽家(美術家?)、私はそのことはよく知らないけど、3月の無善寺でケロヨンの奇跡に出てくれた15分の演奏がとても良くて、ほんとうにとてもとても澄んだ綺麗なうただったから、もう一度ちゃんと見たかったのです。お誘いしてみたら、ちょうど連休は東京にいるっていうことで、ばっちり。


"なみだ"さんは、なんの予備知識もなく先日対バンして初めてライブ見て、最近一番衝撃を受けたユニット。男の子と女の子二人のうた、とってもすごい二人。なにがすごいのかは私もわからない、でもすっかりファンになってしまった。夜仕事があるという彼らに出てもらうために昼間のイベントにしたくらい。とても純粋なものを私はこの人たちの中に見る。泣きそうになる。明日も見れるのがほんとに楽しみです。


佐藤玲さんは、写真に絵を描いたり大きな立体作品をつくったり本も出していて、その作品がまっすぐで優しくて私は大好きで、(去年9月、大友さんとのライブのちらしも玲さんがつくってくれたものです)玲さんの目線は、とても、物理的でなくて、イメージとして、低く、子供や動物にしか見えないぼんやりとした場所のようなみんなに見えないところを見ている。その時に見える薄い不思議な光のようなものが作品をおおってる。玲さんはここ2年うたをうたうようになった。玲さんのうたもやはりまっすぐで誠実で、薄い光にようなものに覆われている。


土屋滋郎君は、お賽銭泥棒というロックバンドのギタリスト、弾き語りはまたバンドとは全然違う感じで、土屋さんの弾き語りは、土屋さんの大切にしているとてもゆっくりとした時間や、ささやかな気持ちやなにげないものがすごく丁寧にうたわれてる感じがする。玲さんと同じく、虫の時間で、虫にしか見えないような場所を見てるのかもしれないね。(土屋さんは虫が大好きな虫博士なんです)


ほたるたちは、私の曲を、わたしベースボーカルで、エレキギター松尾翔平君とドラム吉川賢治君とやってるロックバンド。自分の曲を、人とちゃんと定期的に練習してやるっていう初めてのことに挑戦してます。(いつも今まで人とやる時は練習はライヴ前一回だけであとは即興だった)明日でライブ三回目。2人ともとてもいい演奏をする、わたしもがんばるぞ。一番目で13時からです。



言葉で紹介するのは難しい、結局見てもらわなきゃわからないし、わたしは語呂がないから、なんか単純な言葉になっちゃう。でも少しでも興味持ってもらえたらと思います


ユリシーズは自分にとって大切な音楽だから、私なりに彼らの音楽からイメージして考えたらこの企画になりました、共通点は、イノセントみたいな言葉で表されるような何かなのかもしれないかな。こどもの日なのが偶然ぴったりのような気がします
スタジオライブ企画も初で、緊張。よろしくお願いします。


明日も晴れますよう
おやすみなさい


五月の午後に音楽が鳴る
こもれびまどろみこどもの日

桜の花が咲いて散って


今日は友達の赤ちゃんを見に行った


友達は、6年前、ライヴハウスで私のライヴが終わった後、
突然、見知らぬ他人なのに笑顔で抱きついてきてくれて
私のずっと心の中にある街が、歌の中にあったんだー!と言ってくれた。
あれ、前から知ってたひとだっけ?ってわからなくなるくらい、
その笑顔を好きになって、その日に遊ぶ約束をした。


それから6年の間、定期的に、ずっと会って、
色んなとこに行ったり色んな話しをしたり、
たくさん笑ってたくさん馬鹿な話も真面目な話もした。
彼女が失恋したときは、家に来て泣いてる彼女に、
ご飯をだしたりしたこともあったなぁ。


ある日彼女は恋人ができて、
その人は、私がはじめて彼女と出会った日に、
彼女と一緒にいた男の子だった。
「きみたち親友になるんじゃない」ってその男の子は言って、
私はふたりの絆のようなものが見えて彼氏かと思って、
初めて二人で遊んだ時きいたんだけど
彼女は頑なに無理、って言っててその後ほかの彼氏をつくったりもして、
でもある日、彼氏ができて、やっぱりそれは彼だった。


彼と彼女はあっという間に結婚して、あっという間に子供ができた。
今日、久しぶりに会った彼女は、すっかりお母さんになっていて、
しっかりとして、大変そうだけど、とっても幸せそうだった。
数時間一緒に過ごして、その間中、ずっと赤ちゃんのことを気遣っていた。


ほんとによかったなぁ、
親になるってほんとにすごいなぁ、
もう自分とは全然違う場所にいるんだなぁ、って、
色んなことを思いながらとても幸せな時間を過ごして別れて、
ひとりになったとたん、私はとてもさびしくなった。
彼女はもう子供じゃないんだということが痛いほどわかった。
もうあんなふうにずっと何時間もあてもなく歩いて
くだらないことを高校生みたいに喋り続けることはもう出来ない。
そのことがとてもさびしかった。


そのさびしさはしょうがないもので、だけど、
私はあたりまえだけど、彼女を応援して、彼女の幸せを祝福したい。
今だってこころから、祝福しているよ。


だけどひとつ、
彼女が私のうたを初めてきいてくれた時に言ってくれた
彼女の心の中の街のことだけは、忘れないでね、って、
そんなことを、本気でおもって、少し泣きそうな雨の帰り道に、
桜が本当に綺麗だった。


私が言わなくたって、
彼女が忘れたくなければ忘れないよ、
そして忘れても、思い出したければ、
また思い出す。
そして、もし忘れてしまったとしても、
それでいい。


彼女が幸せそうで本当に良かった
そして産まれてきた新しいいのちが
この世界の祝福を一心に受けますように。


おやすみなさい。