ありがとう

ライヴに向かうけろよん


一昨日、素晴らしい夜でした、
ほんとうにありがとう。


ひとりひとりのうたに、

熱のようなものを感じました。

たくさんしげきを受けました。

ほんとうに嬉しかった


みんな生きてきて

生きていて

普段の生活はわからない。

でもステージのその瞬間うたで出逢う

そのひとの世界やおもいに出逢う


自分と全然違うようでもあるし

なんにも変わらないような

みんな悩んだり揺れたりしながら

自分のうたを模索しているひとたち。


初めて音楽を聴く方。

だけどなにかの縁があって出逢ってる、

なんにせよ何か自分に作用があります。

前からずっと知ってる方。

でも毎回違う。今日のその人に

新しいなにかを感じるときは初めて見るようです。

とっても刺激的だし

触発されるものがありました。


みんな素晴らしいライヴだったので

それを受けて

すごく素直にわたしもうたえました。


今回はけろよんも出演しました。

終わってからみんなが触ったり

撮影してくれてけろよんは嬉しそうだったです。


無善法師から、おわったあと、

穂高はちゃんと挨拶出来るようになったからもう大丈夫だよ

生き方が美しくなったから音楽も美しくなった

うたは生き方全部でるしホタカみたいなやつは特にそうでしょ」

みたいなこと言われて

法師、昨日の日記読んでた?って感じで一瞬びっくり、

でも法師は絶対読んでないから

なんだか、法師とはつながってんだな。って、想いました。



「えっ昔の方が美しくかったって自分ではおもってんだけどな」

って言ったら

「いまのほうが全然いいよ 昔は愛がなかったもん」って。

法師・・・・!全部お見通しだ・・・。


わたしはなくしたものばかり数えて

自分が得たもの、ここ数年で人に教えてもらったもの

応援してくれる人や近くに来て連れ出してくれる人が居て

変われた自分の姿の良い面は

全然見てなかったんだね


今回の企画だって

乃田吊さんが居なければ絶対にやっていなくて。

そして乃田吊さんがこないだのライヴで

3年ほど前わたしのライヴを初めて見て、

わたしの「ひみつ」という曲を聴いて出来た、という

「透明人間」といううたをうたってくれて

そのうたが本当に美しくて素晴らしくて

心の中にあまりに透明に響いてくるから

私は嬉しくて申し訳なくて消えてしまいたいくらいでした。


だって3年前の私は自分のうたい放ったなにかが

だれかになにかを感じてもらえて

こんな美しい曲に生まれ変わって

目の前に現れてくれるなんて

まったく想像もできずうたっていて

ただ自分の為だけに宙に向かってうたってて

でも実はその宙だとおもっているところには

本当はひとが居てちゃんと見ていてくれていた人も居た。

そんなことにもまったく気づいていなかった。


たぶんその頃ライヴをするのがつらくてつらくて

じぶんのうたをうたうことが苦しくて

そのライヴの後もひとり泣いていた記憶があります。

でもあの日うたっておいてよかった。

乃田吊さんの「透明人間」をこないだ聴けて、
今までも何度も聴いてきたのだけど
この日は特にがつんと心に響いてきました。
あの頃の自分、なんとか生きてうたっててよかったな、
って心から思いました。


でももちろん「透明人間」は
「ひみつ」という曲が、あるきっかけになっただけで
あの曲を聴いてこの曲を生む乃田吊さんの感じる心、
乃田吊さんのなかにある美しさが生んだもの。
わたしにはふれることは出来ない。本当に尊すぎて。
ただ聴けてよかった。
本当に聴けてよかった。


音楽やっていたらどうしたって見返りがあります。
苦しいときは気づかないけど
ライヴをやるだけで、
やっぱり人とどうしたって出逢っています。
そうして出逢う人や関係は宝物です。


今は素直にそう想えるのは
ほんとうに色んな人たちに教えてもらったから。
自分が大切に想う人に、大切に想ってくださる人に、
もうこわくないよ、もううたがわなくていいよ、
無理しなくていいよ、大事に想ってもいいよ、って。
人がこわくないとはいまだに言えない、
けれど、少なくとも、
音楽を聴いてくれたうえで出逢ってた人々は、
どうも私が大切だと想ってることと、
その人が大切に想っていることは、
まったくおなじではなくてもなにかはつながる部分があって
わかりあえるのだと信じさせてくれました。


無善寺でライヴすることはたっくさんのなんだか
ここには書ききれないくらいの想いを毎回感じます。
過去と現在がようやくつながってきていて、
この企画はまるで過去の自分を鎮魂しているようです。


いつもこの日記でも過去のことばかり振り返っているけど
自分のうたと過去は切っても切りはなせないです。
うたをうたうのは過去に作った曲をうたうものだしね、
でもだからこそ過去の自分と向かい合って進んでいけるのかもしれません
今はとくにそういう時期なのでしょうか、
自分の中でいろんな過去と現在の交錯があるように想います。


そういえば、今回出演してくれた山口史章さんも、
その頃の私のライヴを偶然見てくれて、
なにかを感じてくださり、
今回のライヴに参加してくれた人でした。
すごくまっすぐで純粋なものをもっている方。


あ、大分から来た、にしやまひろかずさん。
びっくりしました。・・・素晴らしかった。
彼のうたを今言葉で説明することは出来ないけど
彼のうたもただ一つの彼から出ている初めて聴く歌でした。
ものすごく出逢えた感じがしました。
大分の遠く知らない場所で普段ひとり芸術と向き合っている彼が
乃田吊さんと私をたよりに今回遠くから東京にきてうたって
すんなりとうたをとおして出逢うことが出来ました。
凄く凄く嬉しい出逢いです。
彼とは東京でもまたやるとおもいます。
大分にもライヴしにいく約束をしました。
また是非かれのうたを聴きたいと想います。



また長くなってしまいました、
次の無善寺は6月24日です。
枠が今あと2つありますがすぐ埋まってしまいそうです。
もしライヴしたいな、という方が居たら
早めに無善寺まで連絡してくださいね。
にしやまさんのように遠くからの旅人さんも大歓迎です。


無善寺が大好きです。
定例を初めてほんとうによかった。
乃田吊さん、無善法師、にしやまひろかずさん、
山口史章さん、このみいるさん、曇が原さん
見に来てくださったお客様、
ほんとうにありがとう。

けろよんat無善寺