ある昼休み


激しい光と激しい闇しかないみたいに
雷に打たれながら生きるように
本当は暮らしていたいのかもしれないね
今が今でなくなる瞬間を感じることも出来ないのは寂しい
だけど生きるってもっと退屈なものだよって
もう一人の自分が言うけれど
歩きながらふとした言葉に激しく心が震えたりしている
昼休みの会社の脇の公園で私のことを誰も知らないけれど
じっとベンチに座ってひかりを浴びている人たちは
みんな近いような気がしたよ。
でも光は毒薬みたいに眩しかった。
花は光って光って光って今を咲いていたよ。