桜が散って

雨が降って、ほんとうの春がやってきますね。


明日はライヴです。
去年の春に渋谷のバーイッシーにて競演させて頂いた、
フランス人ミュージシャンのミッシェル・アンリッツィさんが来日され、
今年も来日の際、お誘いして頂き、今回のライヴが実現しました。


去年の来日の際、実は、
ミッシェルさんの曲と、英語詞を、
今回も出演されるアキさんに下訳していただき、
その下訳をもとに私の解釈で日本語詞にさせていただいて、
ミッシェルさんのギターとわたしのうたで、セッションのような形で
一緒にレコーディングをおこないました。


只、出来上がった作品を聴いて、
私がどうしてもミッシェルの詞をうたうじぶんのうたに、
違和感がぬぐいきれずに、(上手く言葉で説明出来ないのですが)
次は全曲一緒にアルバムを作りたいと言ってくださったお誘いを
お断りしてしまうという申し訳ない結果になりました。


それでもミッシェルさんは、気にして落ち込んでいた私に
変わらず私のうたのファンである、と言ってくださり、
今回の来日時もライヴに誘って頂きました。
あまりの申し訳なさに出演することに一度は迷っていましたが、
今回のイベントをすすめてくださったuplinkスタッフの倉持さんや、
その録音の際エンジニアをしてくださっていた福岡林嗣さんの
理解ある温かなお言葉のおかげで、出演をする決心がつきました。


明日上映される映画は、その去年の来日時に、
ミッシェルさんと同行していたカメラマンのヴァンサン・ギルベールさんが
ライヴやレコーディング風景を追ったドキュメンタリー映画です。


私のそのときのレコーディングの風景も写っているようです。
ミッシェルさんの詞を朗読している場面など。
私も未だ見ていないので皆様と一緒に拝見させて頂きます。
ライヴは映画の上映後になります。


uplinkでは気づけば長い間ライヴをさせていただいています。
『日曜日のうた』からなのでもう、4年くらいになるでしょうか。
物凄く静かで、舞台以外は真っ暗になって、
音の響きがとても良く、凄く演奏しやすい場所です。
昨年末もライヴさせて頂きましたがアップライトピアノが入って、
ますますいろんなことが出来る素晴らしい空間になっています。


明日もこの雨が続くかもしれませんが、
来て頂いた方や呼んで頂いた方へ感謝を込めて、
精一杯のライヴをさせて頂きます。
気が向いたら是非お越し下さい。


***




4月7日(日)at渋谷uplink factory
ドキュメンタリー映画『April’s Shadows』上映+LIVE


17:30開場/18:00上映開始(上映終了後にライブ)
料金予約¥1,800/当日¥2,000(共に1ドリンク¥500別)


上映『April’s shadows』
(2012年/47分/白黒・カラー/4:3/英語・日本語・フランス語/ステレオ)
ライヴ:ミッシェル・アンリッツィ + à qui avec Gabriel(デュオ)
    穂高亜希子(ソロ)