きょうもありがとう


今日でお休みもおわり。
明日から新しいお仕事がスタートです。
色々考えなきゃいけないこともたくさんあって、
最初は鬱屈とした休みだったけれど、
片付けを沢山やったり、
遠くの友達に手紙を書いたり、
だんだんと自分の心も前向きになっているのがわかります。


なにより言葉を取り戻している自分が居る。
長らくとうみんにっきを書けなかった頃、
言葉が出てこなかった。
書こうと想ってもなんにも浮かばなかった。
でも最近また自分の言葉が溢れ出してくるようになってきました。


片付けをたくさんできたことは、
過去と向かい合うことでした。
押し入れの衣装ケースの中に詰め込まれていた
何にも書いてない膨大な数のCDRを、なんのCDか一枚ずつ聴いて、
油性マジックでタイトルを書いていく作業はしんどかったな(苦笑)


なんでかって自分の過去のライヴ音源ばかりだから。
聴くとぞっとするものもあったり、
あれ、おもったよりちゃんとやってたんだな、
とおもったり。
あまり大切にしていなかったのでいつのライヴかわからないものばかり。


たくさん聴いてるとやっぱりうんざりしてきました。
自分のやっていることというのはどうしたって自分のやっていることで、
そこから出られないのだと痛感する。
声も、思いつくことも、自分からは逃れられない。
自分の出来ることしか出来なくて、自分以上のことはできない。
ただ一回一回その時だけと想ってやってきているけど
音源で聴くと同じことをずっと繰り返しているように感じる。
(本当の本当は断じてそんなことはないと想う)


気分が落ち込んできて、もう最後の方は十秒だけ聴いて、
「ホ」とだけ書きなぐって急いで終わらせました。
さすがに捨てはしないけれど、今の自分にとっては
過去のライヴ録音というのはあまり聴きたくないものなんだなと想う。
今が大事で、次に向かっているのが大事で。
もちろん過去のライヴも一回一回すごくそのときのすべてを
自分のせいいっぱいの想いでやったことは認めてあげたい。
でもやっぱりライヴはその場だけだから。
その日の想いは音になって全部空に消えていく。
その場に居る人たちだけがそれを共有出来る気がする。
きっとそれでいいんだと想う。


でも、その何も書いてなかったCDRに、「ホ」と書けただけで、
区切りになったような気がする。
過去を整理出来たような気がする。



この数ヶ月、
自分の心のなかのゴミ捨て場みたいなところに
何度も足を運びました。
もうそこは本当にどろどろしていて、
見たくないところで、出来れば避けたいところで。
でも、避けて、なかったことにしてると、
大体外部からのなにかに触発されて、
自分でコントロール出来ない形で物凄く悪い形で
どろどろが噴出してしまうことに気づきました。


なので、自分の心の中のゴミをひとつひとつ
じっと見ていました。
自分の中の恐ろしいものは、どこから出てるのかな・・・と。
過去の体験が積もり積もって変な考え方をするようになってしまったのか
でもまぁ、少しわかるけどほとんどわからない。


このどろどろは消えてなくなることはないのだと想います。
ずっと、つきあっていかなくちゃいけない。
だから、できることは気づいてあげることくらいだとおもいました。
自分のなかに居るふたりの人間が
いつもお互いを見ているような状態で生きてゆくことのような気がします。


せんじつ書いた、「すきとおったたべもの」のこと、
この言葉を想いだしてから、少し調子がいい。
ほんとはここには私の「すきとおったたべもの」のことだけ
書いていきたいな、と想っていました。
でも、ほんとうはそれだけじゃないから、
今日はこんなことを書きました。


きっとわたしの心はすきとおっていないからこそ、
少しのことですぐに濁ってしまうからこそ、
「すきとおったたべもの」がひつようなんです。


こんなことを書くのも、
今日友達に会ってそんな話が出来たからで、
わたしは友達の言葉の中や、瞳の中や生きている姿にも
「すきとおったたべもの」を見つけたからで。


そしてわたしは「すきとおったたべもの」に
ずっと救われ続けるのだと想います。




とうみんにっき、読んでくれている人が居るか
あまり考えないで書いてしまっているけれど、
今日大切な友達が、いつも大切に読んでいる、
とメールをくれて、やっぱり、もう本当に、嬉しかったです。


毎日書いたり、かとおもったら全然書かなかったり、
私の気まぐれで、きっと自分の為にやっていて。
待ってくださっている方がもし居たら本当になにやら恐縮だと想うけれど、
こんな感じですこしずつ、
なにか言葉が溢れるときと言葉がからっぽのときとを
これからも繰り返していくのでしょうね。
一方的ばかりだけど、
いつも読んでくださって本当にありがとう。



今読み返すとすごくとりとめもない文章。
今日も読んでくださってありがとうございました。
そして今日もいい日だった、神様ありがとう。
明日からまたがんばります。