空白

今日は久しぶりに一日なんの予定もなく過ごせました。
なんにも予定がないのは本当にいい。
時間をきにせずそとを歩くのは本当に楽しい。


私は、たまにひとりでぼーっとすごさないとだめなんだって、
わかっていたけど、今日また、気づきました。


しっかりしなきゃしっかりしなきゃって
力を入れてすごしていて、
力の抜き方まで忘れていました。


でも、やっぱり、
ぼーっとそとを歩くと、
いろんなものがはいってくるんです。


急いでいるときは見えない、
生の、世界。
人が歩いていて、
風が吹いていて、
誰かの家の軒先の植木の並べ方が
物凄く美しくて、完璧だ〜って
この家の人、愛があるなぁ、とか、
犬や猫とすれちがったり、
いつもの公園に、新しい花が咲いていたり。
ベンチでパンを食べてたら蚊にさされたり
スーパーにふらっと入って何も買わずに出てみたり・・・
古道具屋さんや古本屋さんもひさしぶりにまわった。
ひとりでいろいろ
季節やらなにやら感じながら歩くのは本当に楽しいものですね。


そんなときの自分は
魂がぬけたみたいにぼーっとしていて
でも、
疲れがとれて、
ふわーっと優しい気持ちになれている気がします。


絵描きのように、
職人のように、
時間をかけて、机について作品と向き合う、
造る、ってことをしなくていいだけに
ライヴの何十分に全部込めれるだけに
普段はあまり縛られず暮らせるけれど


やっぱり
空白の時間をつくっていかなければ
創る、ということはできなくなる、
と、想うこのごろです。


空白の状態にみえてくるものからしかつくれない
自分のなにか大事なものが
そこに隠されているきがするのです。


これからも、ぼーっと生きていきたい。
いろんなものを見て。


おやすみなさい。