第十四夜 コモリキヨタカ

 壊れかけのテープレコーダーズ 結成四周年記念 初ワンマンライブ ちらし (デザイン:秋永悠)


*第十四夜 コモリキヨタカ
『うたの苗、芽生えの声』
4/21 19時開場 19時半開演
入場料500円+ドリンク代


*コモリキヨタカ プロフィール
バンド「壊れかけのテープレコーダーズ」のVo&Gu。
昨年くらいからマイペースながらも徐々にソロライヴを定期的に行うようになる。
普段はエフェクターを多用したエレキギターでの弾き語りがメインだが、
今回は全編アコースティックによる演奏。


*コモリ君よりメッセージ
うたを歌うとき僕は、
例え今それが無力で吹き飛ばされそうなものであっても、
いつか遠い未来に必ず大きな実りになる
そういうふうに思いながら、
うたに、音楽に向かい合っています
今までも これからも きっと


そんな願いを託し今回のワンマンライヴのタイトルを
「うたの苗、芽生えの声」と名付けました


僕がこの日泥まみれの手で差し伸べるのは
きっとひ弱な一輪の苗のようなものに過ぎないでしょう
ただ そうやって植えられた苗が
いつか僕の知らない場所で 芽生え 育まれ 実り
更に先の 遠い、いつか に また出逢えることを
楽しみにしています



穂高より紹介
小森君、小森君は、
透き通った、清らかで、熱いこころを持っている人です。
まっすぐ、植物が伸びるように、
純粋なエネルギーを、放出している人です。
こもりくんが作る曲が、わたしは大好きです。
貝殻とか、テルテル坊主とか、菩提樹とか、
そういう単語を、ロックにのせてしまう、
そういうコモリ君の世界観がとても好きです。
コモリくんと話していると、
ほんとうに音楽がすきなんだなって伝わってくる。
ほんとうに、音楽に対して真面目な人だ、といつも想う。


バンドスタイルじゃないコモリくんを見るのは、ほんとうに久しぶりです。
実は、はじめてわたしがコモリくんを見たのは、
彼がまだ壊れかけのテープレコーダーズを始める前で、
ひとりで無善寺でうたっていたときです。
そのときのコモリくんは、自分の世界を持て余している感じで、
少し苦しそうで、なにかに届こうと、触れようと、
必死で手を伸ばし、もがいているように見えたことを覚えています。
だけど、そのあと、遊佐さんや壊れかけのメンバーと出会ったんだね。
そのことが、奇跡のようで、
そうしてコモリくんは完全に自分の中の世界を音楽で表現する為の、
ほんとうの場所を見つけたんだね。
壊れかけのテープレコーダーズというバンドは、
その奇跡をみんなで音楽という形で表現していると感じます。
コモリ君の世界を、メンバーみんなが完全に信頼して、
そこに実在させている、と思います。


明日はまた、久しぶりに、ひとりのコモリくんを見ることが出来ます。
初めて見たときのように、
もがく姿が、見れるのだろうか、
それとも、今のコモリ君は、もう、
必死で手を伸ばさなくても、もがかなくても、
なにものかに触れることの、届くことの、
本人のやり方をみつけているかもしれない。
明日が楽しみです。



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