第八夜 尾林星

＊第八夜　尾林星　『原始力発電所』
7時半開場　八時開演
入場料無料＋ドリンク代

＊尾林星　プロフィール
ファンタスタスのギターボーカル
ひとりで弾き語りでも活動中

＊尾林君からのメッセージ

知らないことが
おいでおいでしてる
でかけよう
口笛吹いてさ

必要なものを自力で手に入れるもしくは育てることからはじめたい

http://fantasutasu.web.fc2.com

＊穂高より紹介
尾林君。尾林君というひとは、わたしにとって不思議な存在です。
現代の勇者。
言葉で括るとしたら、そんなイメージ。
(そんな言葉で括れる人なかないません。)
尾林君の音楽もやっぱり言葉で語るのは難しい。
名前が「星」でしょ、それに全部表れていると思う。
星を持って生まれてきたんだね。
星が連想させるもの、それを思い出してもらえたら。
それが尾林君の音楽です。
彼がうたう真実は、キラキラ光っている。
わたしはほんとうに尾林君の音楽が大好きです。
明日は尾林君はどんなうたをうたうんだろう。
尾林君はいまどんなことを考えているんだろう。
尾林君がこの世界をどう捉えているのか
音楽を聴けばわかる。

明日が楽しみです。
みんなも是非遊びに来てください。

　　　　　　　　　　　　　　　＊＊＊

今日はもうひとつ、募金について。
今までの7回のライブで、募金のことに関して、
どういうふうに自分が振舞ったらいいか、わからなくて、
なんとなくごまかしてしまっていました。
ライブ後に、「ここに募金してくださーい」みたいなことを、
もごもご言っていました。
気づいたら、なんとなく、強制じゃないといいながら、
強制的な感じにしていました。
これでは駅前の募金してくださーいに入れるのと、
お客さんの気分が変わらないだろうと思いました。
自分でも、学級委員長みたいでばつが悪かった。
昨日から、わたしからこのイベントの経緯と目的を、
ちゃんと話さなければと思って、話すことにしました。
結局昨日は、うまく整理がついてなくてもごもごとしゃべってしまい、
うまく言えなかったのだけれど。
入場料が無料で開催できているのは、
募金を集めるという目的の上で、
高円寺書林の場所代を無償にしていただいていること、
アーティストへのギャランティーが基本的に支払われないこと、
それから、支援金集めという動機がなければ、
自分には、この夜はつくれなかっただろうこと。
これだけの数のアーティストを集められなかっただろうし、
イベント自体発案していないだろう。
それだけはちゃんと話さないといけないと思いました。
ほとんどのお客さんが、アーティスト側の告知をみて来ていて、
このブログをみてないで来ると思うから、
言わないと、ただ入場料が安いだけだと思っちゃうかもしれない。

それで募金お願いしますと言われてもわけわからないもんなぁ。
今まで、気づかなくて、浅はかだったと思いました。
強制じゃないけど、こちらの気持ちをお伝えしたうえで、
強制じゃなく、したいと思いました。
募金は、頼んでしてもらうようなことじゃないもんね。

　　　　　　　　　　　　　　＊

７回終わって、中間報告、今６７，３６４円になりました。
あと２０回、大きな額になったらいいなと思います。
今、募金の送付先を検討しています。
赤十字に関して、いろいろな問題点を聞きます。
出来たら赤十字以外で、どこか寄付先を探したいと思っています。
皆さんも、なにか良い案、知っている寄付先がありましたら、
教えていただけませんか。
一緒に考えましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊

一ヶ月たって、もう一度、無意識に避けていた、
津波の映像や、震災の画像を見直しました。
やっぱり、しんどかった。
でも映像でしんどいのだから、
本当に経験した方はいったいどんなにか。

これは書くべきか迷ったのですが、
親戚が、津波で亡くなりました。
家を見に、引き返してしまって、帰ってこなかった。
遺体は見つかったそうです。
本当に、たくさんの方が亡くなったのですね、
その現実を噛みしめています。
ここじゃなかっただけ。
じぶんじゃなかっただけ。
このことは書くべきじゃないのかもしれないけど、
この企画を始めるいろんな動機のひとつになったので記しました。

集まった支援金が、街の復興に使われますように、
ここにある数万円では、
プレハブトイレひとつも建てられないかもしれないけれど、
その為に必要なお金の何分の一かにはなるだろうから。

今日は長くなってしまいました。
本当に読んでくれてありがとうございました。
ここ数日余震が多いです。
皆さん気をつけてすごしましょうね。
みんな、元気で。　　　　　　　　　　　　　ほたか