グダグダどころじゃなかった夜(よ)

keroyon03132011-04-09

笹口騒音ハーモニカ

笹口君の夜。
無事終了しました。


たった10日ほど前に誘ったに関わらず、
昨夜の夜は、超満員、第一部1時間、第二部1時間半と、2時間半近く、
笹口君ひとりでアコースティックギターとハーモニカで、
20曲以上歌ってくれました。
(まったくグダグダしなかったよ!!笑)


みんな静かに笹口君のうたに聴き入っていました。
わたしも、笹口君の歌を、聴いたのは、久しぶりだったし、
こんなにたくさんの楽曲を聴けたのは、初めてでした。
笹口君、ごめんなさい、わたしがダメだしなんてしなくても、
笹口君はもう、自分のうたを大事に出来ているんですね。


じーっと、眼をつむってうたを聴いていました。
その場にいるみんな、それぞれに、笹口君の声と言葉、ギターを
じーっと聴いていました。
みんながなにを考えているのかはわからなかったけれど、
みんなじっくり静かに聴いていましたね。
笹口君が一曲おわるごとに、パッと現実に引き戻すので、
そのたびにハッとして、笑ったりうなずいたり。
そしてまた笹口君のうたの世界に引き戻される。
笹口君の曲は、歌詞が凄く鋭くて、一歩踏み込んだら、
とても痛くなる、突き刺さるものになる。
笹口君が、エムシーで、ふざけたり、自分を嘲ったりすることが、
自分のうたにはいりこむのを避けているように思えていたけれど、
もしかしたらそれは笹口君のお客さんに対する優しさなんじゃないか。
本人は自覚していないかもしれないけど、
あのへろへろのエムシーのおかげで、みんなほっとするんだと思った。
あれがなかったら、少し苦しくなるくらい、歌詞が強いから。
一昨日紹介で書いた、笹口君が広い世界とつながる、感じ、
でもそれだけじゃなくて、笹口君の世界は、
目の前の現実の現実ともつながっていました。
そういうことに関しては、
言ってはいけない行ってはいけないところがあって、
そこに踏み込むのは、
ある意味若者の「甘え」みたいなものなくては通れないところもあって、
それを自覚しながらちゃんと通って、うたにしてくれることは凄いと思う。
わたしはもうそれをうたにしないと思うから、ますます憧れます。
でもひとつだけわがままを言えば、いつか、一回だけでいいから、
いっさいエムシーなしで、安心なしで、
痛すぎるくらい痛く突き刺されるソロライブを、みてみたいな。
笹口君次はそういう企画でどうでしょうか。
(ほんにんにとっても苦行だね笑)


でも大丈夫、笹口君のうたと言葉とギターが、
みんなを連れて、最後に行き着くところは、
痛みを超えた、暖かい千尋の海、だと想うので。


ほんとうに素晴らしい夜でした。
ライブのあと、お客さんがひとりひとり、
笹口君に真剣に感想を伝えてから帰っている光景が印象的でした。
他の日に出演されているYさんが、見に来てくださって、
(べつに実名でいいかな、雪舟おねえさんです!!)
手づくりのきなこクッキーを差し入れしてくれました。
残ったおきゃくさんみんなで、いただきました。
美味しかったです・・・!
それでもたくさんだったので余って、
笹口君にお土産に持って帰っていただきました。
雪舟さんほんとうにありがとうございました!!
(クッキーの写真を撮り忘れたのが悔やまれます。)
雪舟さんは、おそらく笹口君のライブを初めて見るのだと思うのですが、
ブログを見て来てくださいました。(しかもお土産つきで・・)
そういうの、本当に嬉しいです。
ライブ楽しんで帰っていただいて、本当に感激でした。
(そういえばKIKORIさんのときも、高円寺書林に来た
お客さんがライブ見て行ってくれて、楽しんで帰って頂きました、
なんだか嬉しかったな。)
募金も、また先日の夜を上回っていままでで最高金額でした。
笹口君、皆さま、素敵な夜を、
ほんとうに、ありがとうございました。


最後にいっきょく、教えてもらった歌詞をのせますね。
より笹口君らしい鋭い歌詞の曲も、たくさんあるので迷ったのだけど、
わたしはこの日、この曲がとても心に沁みました。


            ***


■流星
作詞作曲:笹口騒音ハーモニカ


あなたの瞳からこぼれるしずくは海にとけて
あなたのくちびるから流れる歌は風になって


流星よ 叶えて あの子の願いを
遠くから近くからあなたを想っている


どうか忘れないで
どうか覚えていて


流星よ




            ***


さて、今からハズレッシヴの夜です。
楽しみです!!!
また報告いたします。
                               ほたか