レコ室からこんにちは1日目

ラジオ聴いてくださった方どうもありがとうございました。
全然喋れなかったなと思っていたけど、ここまでとは・・。
緊張しすぎてたのか、あまりの声の暗さに、少し落ち込みました(笑)
今日は邦楽をセレクトさせていただいて、ムッシュかまやつ「やつらの足音のバラード」、斉藤由貴「風・夢・天使」をかけさせていただきました。


『やつらの足音のバラード』は、ずっとライヴに来てくださってる大切なお客様のある方に数年前に穂高さんに聴いてほしい、と教えてもらった曲です。
ちゃんと聴いたのはそのとき初めてで、ものすごく好きになった曲。
「なんにもないなんにもない まったくなんにもない
生まれた生まれた何が生まれた 星がひとつ暗い宇宙にうまれた
星には夜があり、そして朝が訪れた なんにもない大地から風が吹いてた
やがて大地に草がはえ木がはえ 海にはアンモナイトが生まれた
雲が流れ 時が流れ 流れた」
「なんにもない大地にただ雲が流れた」
すごい歌詞だとおもう。なんかきくたびにいつもほんとになんにもない風景と空のなかで風が吹いてるような景色が浮かんできて、そこで息を吸ってるようななつかしいような気分になる。ほんとにすごい曲。


『風・夢・天使』、私はずっと前から斉藤由貴さんのうたが大好きで、ずっと聴いているのですが、特にというかほとんど、由貴さんが自分で作詞した曲が好きで、この曲も、由貴さんの独特の言葉の世界と、重なるパイプオルガンのノイズ?ってくらいの音と演奏も素晴らしくて。
「一人の部屋に向かうよみんな 無口なまま つかの間眠るほんとの私にもどるため」
この一節が本当にいいな、とおもうのです。
やっぱりこれも不思議ななにかの風景が浮かびます。
音楽は音と言葉が合わさって風景が浮かぶ不思議な力があるとおもいます。でも洋楽もインストゥルメンタルも同じように浮かぶことはたくさんあるので言葉だけの力ではないのですよね、不思議です。
こんなことはラジオでは全然話せなかったですが(苦笑)、せっかくだからここでも紹介ついでにちょこっと書かせて頂きました。


明日は熊坂路得子さんのセレクトした二曲をお送りします。
なんと、路得子さんの演奏が入っているある曲がKBSのレコ室に...!
だれのなんの曲が流れるか、お楽しみに。


今日の最後に、ディレクターの小林秀野さんの計らいで、自分の曲「水色」をかけてくださっていて、あ〜、今頃、もしかしたら京都の夕暮れの街で、家やタクシーの中なんかで、この曲がかかってくれているのかもしれない、と思い浮かべ、嬉しさを噛み締めながら聴きました。とっても光栄です。小林さん、本当にありがとうございます・・。


木曜日まで四日間、聴ける人は是非お楽しみいただけますように。
ありがとうございました。


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