テレパシーコール

ミッシング箱庭。
8年前からずっと私がメンバーとして,
ベースを弾いたりしているバンドです。
ミッシング箱庭は12年前に結成されて、
私は始めて彼らのライヴをみたとき電流が走ったようになって、
ただただほんとうに大好きでいつもライヴを見に行っていました。、
2007年くらいに初期メンバー関根さんが転居でやめたあと、
かわりのベースとしてメンバーになりました。


自分のソロとは全然違うので,
不思議におもうひとも居るかもしれないけれど、
私はロックが好きです。ものすごく。
だから、自分の静かな音楽とは別に、
ミッシングでベースをぶいぶい弾くことは、
音楽の楽しさをめいっぱい感じる時間でした。
毎週日曜日必ず3時間みっちり練習するのに、
ほとんどライヴでは練習通りにうまくいかなくて、
毎回けんかしては仲直りしたりしながらずっと
みんなで輪になっておにぎり食べてるようなとぼけたバンドでした。


ミッシング箱庭、マイペースだけど実は5枚もアルバムがあります。
(私は5枚中あとの2枚に参加しています。)
ドラムは木村千秋さん、
ボーカルギターは大柴陽介君というすごいひとです。


彼は昨年末に突然の病でこの世を去ってしまいました。
でも、わたしたちに、
すてきな音楽とスピリット(としかいいようがないもの)を
たくさん遺していきました。
私も木村さんも、自然にこのままミッシング箱庭は終わり、
っていうよな選択もあったかもしれないのだけど、
逆にやろう、ってなって、3月8日に無力無善寺でライヴをしました。
そのときの動画をお客様の山田さんが撮ってくださっていて、
あげてくださいました。(大感謝・・!)


私と木村さんは12年前に二人で「いろり」という
ユニットを結成してなんどかライヴしたりしていて、
でも、私がミッシングに入ったから、いろりは自然消滅していました。
ミッシングでベースに集中したかったから、エレキギターも封印しました。
今回は「ミッシング箱庭」だけど、
二人だから「いろり」でもあるということで、
「ミッシングいろり箱庭」の名前でライヴをしました。
そして私も、8年ぶりにエレキギターを弾きました。
二人でやれるか、最初はちょっとこわかった。
だけど、ミッシングの曲二人でやりたくて、
やってみたら手が全部おぼえてた。
だからめっちゃくちゃなギターだけど、本当に楽しかった。
大柴君の曲はただ楽しい。
大柴君の曲で録音していないすごい曲が100曲くらいあって、
それをこれからも二人でやっていこうとおもっています。


4曲聴くのは長いし、ひくとこもあるかもしれないけど、
笑ってあげてください。
そして最後の曲は本当にみんなに聴いてほしい。
このライヴ、自分のソロでは出来ない、
音楽でやりたかったことが初めて出来たきがしています。
大柴君が大事にしたいと言っていた、
「荒っぽい人間の味」がほんとに二人とも出せた気がして。
この日は自分の音楽人生の中でなんかの転機になったきがするのです。


穂高亜希子はミッシング箱庭にはかなわない、とずっと思っています。
木村さんのうたもドラムも最高だとおもっています。
これからもどうぞミッシング箱庭をよろしくおねがいします
穂高ときむちゃん