冬眠あけ


二日目の録音の報告を遅くなりましたが、
無事、終わりました。


あの日、居てくれた人みんな、
とってもとっても、本当に優しかった。
優しいというのは別に、私を甘やかしてくれるのではなく、
多分、良いものをつくろうと、全力で居てくれたということ。


一日目と同じように、割とスムーズに進んだけれど、
自分の中で思い入れの深い少し難しい曲が多くて、
うたをうたうことに本当に集中を要したような気がする。
本当に終わった時はへとへとに疲れていたな。


一日目は7曲、二日目は8曲、全部で15曲録れて、
候補にいれていた2曲は今回は録らなくてもいいかな、とおもい、
とりあえず録音すべき曲はすべて録り終えました。


しかしながら聴きかえすと、
少し焦って自分の演奏が早くなってしまったり、
ギターがきちんと抑えられていない箇所があったりと、
うたがきちんと感情表現出来ているかな、、などと、
完璧とは言えない部分も多々あって、
録音後、「終わりました!」とまだ言えない状態にあります。


駄目であれば少し大変なことではありますが、また録り直せば良いし、
これで良し、とおもえば、トラックダウンにすすめるのですが、
そこを判断するのがとても難しい。


その善し悪しというのは、あまりに微細で、
良いとおもって聴けば良いし、
もっと良いものが録れるかも、とおもえば、そんな気がしてくる、
本当にはっきりしないほんとうにぎりぎりのラインだとおもう。


でも、自分のきになるところはともかく、
きけばきくほど、皆様の演奏が本当に素晴らしくて優しくて、
ほんとうに私のうたと曲に力を尽くしてくれているのがわかる。


それをおもうと、これでいいのではないかという気がしてくる。
細かいとこはなおすかもしれないけれど。


もう録音から10日たちますが、
録音後、何十回も聴きかえしては、
そういったきもちを毎日繰り返しています。


でも、だいたい、心はきまってきています。


昨日、久しぶりに「ひかるゆめ」を聴いて、
本当に、良いなぁ、とおもえました。


自分の音楽は、だれよりも自分が一番好きなんだろうな、
時が経つと、もうおなじものはつくれないことがわかる。
自分にとって本当に大切なものとなっているのがわかる。


このアルバムも、きっと2、3年後聴きかえしたとき
自分がそう想えればいい。まずいちばんは。


もう少ししたら、これからのことが報告出来るとおもいます。
どうぞ待っていてくださいね。


今日は、やっと、ゆっくり出来て、
やっと、この日記が書けてよかった。


ツイッタ−は便利だけど、やっぱり本当はこっちの方が好き。
でも、ブログは、部屋を全部綺麗にして、
ちゃんと机に向き合って、深呼吸してから書きたいから、
なかなか書けない。


でもこれからもときどきはやっぱり書いていきますね。
時々覗いてみてください。


いつもありがとう。


穂高