ありがとう


円盤ライヴ、アピアライヴ、
見に来てくださった方々、関わってくださった方々、
本当にありがとうございました。


二つのライヴを終えて私の中に残っているのは、
自分の心の変化と、人のあたたかさでした。


偽善じゃなく、本当に、
そこにいてくれて、自分の音楽を聴いてくださってる人の存在の嬉しさと、
ライヴが終わった後に人と話したこと、心が通った感じ、
胸いっぱい溢れかえりそうなものをしっかりと抱きとめて、
全部大切に持って帰ってきました。


ライヴはやっぱり人と関わることで、
それも、一瞬でも、濃密に関わることで、
ライヴの後はいつももう恥ずかしくて悲しいような気持ちだけど、
それでもどんなに気まずくても人と話したいと
ここ何年かとても変わりました。



ライヴのあと誰かに何か言われたり言ったりするのが昔は苦手で、
なんにも言えなかったり嘘くさくなったり苦笑いばかりだったけど、
今は競演者やスタッフの方と出来るだけ何か話したいなと想うし
話さなくても帰りに少しでも目を合わせて笑いあえたらいいなと想います。
まだまだ出来ない時も多いけど。。


励ましあいなんだとおもう。
お互い生きて音楽が好きでその場に居合わせて。
励ましあえたらいいと想う。
そんなふうに変わってきている自分がいます。


相変わらず私はとても本当は人と関わるのが苦手で、
物凄く疑い深く、仮面をかぶって鎧をかぶって壁をつくってしまう人間です。
だから自分の調子のいい時しか人ときちんと話せなかったり、
明るく笑えなかったりするけど、
心を開くことは意識して頑張ればかならず出来る。
そして頑張った時はとっても、ちゃんと、報いがあって、
ちゃんと、人と話せたと想える時は本当に本当に嬉しいから、
頑張るのやめないようにしようと想わされた二回のライヴでした。


ライヴの後、どんなことでも声をかけてもらえると、
やっぱり嬉しい。本当に嬉しい。
人の反応とか関係ない、なんて強がりたいところだけど、
やっぱり、自分に自信のない私は、
人の言葉に救われる。
それに依存してもいけないけど、
もちろん自分で自分の演奏に色々反省や
自分でその日の演奏を認められることはまた別に大事だけど、
やっぱり人の言葉は嬉しいし、支えになる。


でも好き嫌いの前に、
私のライヴは演奏間違いが多くて、
きっとがっかりしてる人もいるとおもう。
それだけはもっともっときちんと用意しなくてはいけないと想いました。
反省。


私の演奏をわざわざ見に来てくれた方に
来てよかった、って想ってもらえるライヴをしたいな。
そう想いながらも私は自分がそのとき一番したいことをするし
期待には応えられないかもしれないけど
自分が出したいと想っているなにかと、
その日できること精一杯やるってことだけは絶対落とさないように。
自分で駄目だって想う時ほど来てくれた人に申し訳ないときはない。


ライヴに来てくださって
音楽を見て聴いてくださって本当にありがとうございました。
そしてこの音楽を呼んでくださってありがとうございました。


そんな気持ちでいっぱいです。


次のライヴまでまたもくもくと暮らし続けます。
毎日寒いですが皆様風邪にはお気をつけ下さい。


とりとめのない長い文章を読んでくださってありがとうございました。