ふくおか


福岡、とすこしずつ
よりが戻っている予感がする


こどもじだいのほとんどをすごしたばしょ
19のとき捨てたつもりで東京にきて
この10年ほとんどよりつかなかった
苦い思い出がたくさんありすぎて。
10代の自分の想いが甦ってくるのが生々しすぎて。


1月15日に目黒APIA40にて競演させてもらう、
山本無我さんも、福岡出身とのことです。


わたしは山本無我さんと会ったことはなく、
これまでも存じていませんでしたが、
無我さんのCDを出している
open road productionの永嶋さんという方が、
アルバム「ひかるゆめ」を聴いて、
10月の乃田吊さん企画のライヴを見に来てくださり、
その場で声をかけてくれました。
そして今回無我さんとの競演を企画してくださいました。


誘ってくださった永嶋さんはメールでのお誘いのあと、
一度会ってお話ししましょう、と会ってくださり、
今度の企画について真摯に話してくださいました。
チラシができたときも、
仕事前の忙しい最中、
送るのではなくわざわざ持ってきてくださったり、
生身の交流をとても大事にされておられるのがわかり、
音楽や、企画、アーティストに対して
とてもこころのこもった真摯な姿勢で向き合っている、
とても信頼できる方です。


そんな永嶋さんが、
心から心酔している無我さんの音楽。
いったいどんなうたをうたう方なんだろう。


無我さんのCDを聴いたり、
HPのプロフィールなどを読ませていただいて、
ああこのひとと競演するのはただごとでないな、
と身が震えるように想っています。
気合いがはいります。


無我さんの福岡、
わたしの福岡、
それはまったくちがうものでしょう。
でもあの空気感、風景だけは
共有しているのだとおもう
それが音楽にかすかにでも反映されているのを
わたしは自分の解釈で、勝手に見るだろうと想う。
楽しみです。


山本無我さんHP



最近福岡となにかと縁があって、
先日12月2日に
壊れかけのテープレコーダーズが企画してくれたライヴでも、
福岡の「蝉」というバンドと競演しました。


岡崎さんは楽屋で、もろ博多弁で話していた。
とても不思議な佇まいを持った人だった。
博多弁がすごく魅力的に想えた。


そしてライヴを見て打ちのめされました。


そして、自分のライヴが終わって楽屋で、
岡崎さんが、
「こんど福岡に帰郷したときライヴやろうや」
と言ってくれた。


いままで福岡でライヴするなんて考えたことがなかったけど
もしいつか誘われることがあっても断ろうくらいの感じだったけど
蝉のライヴがあまりに素晴らしかったから
断るとか考えられなくなってしまった。


福岡に呼ばれてる気がする。
福岡をいちど捨てた私を、福岡は許してくれるだろうか。
まだわからないけど、ゆっくり考えます。



わたしは今こうして標準語をつかっているけれど、
19まで標準語はつかったことがなかった。
「ばりやばいばい」とかいつも普通に言っていました。
(みんな信じてくれないけど笑)
今は博多弁をつかえるかな。
忘れてるような気がするけど、
姉と話すと出てくる。不思議。


福岡出身の人は東京で何人も会っていて、
みんなとても魅力的で、大切な友達になりました。
(でもお互い標準語で話してる。)
狩生健志さん、藤井洋平さん、永尾暁さん、
見汐麻衣さん、nekiちゃんなど、凄い歌い手もたくさん。


そういえば今年は10年前自分が音楽をする前に見た人を
10年ぶりに見るということが何度か起きた。
倉地久美夫さん、蝉の岡崎さん、遠藤ミチロウさん。
皆さん10年前よりもっと凄まじくなっていたように感じたのは、
10年前のわたしが感受性鈍かっただけなのかもしれない。


なんだか一周したんだと、想う。


倉地さんも福岡の人ですね。


土地って不思議で、
ほんとにそこはそこだけなんです。


どんなに駅ビルや市街地の風景が
日本全国ほとんど変わらないものとなってきていても、
空気感や人の感じ、景色や匂いや風は
圧倒的にそこだけにしかないんです。


ってえらそうに、
今までの人生で
そんなにいろんなとこ行った訳じゃないんだけど


一度だけしかいったことのない場所でも
一度足を踏み入れたばしょは、
ずっと忘れてないなあ。


これからは、お誘いさえあれば、
地方でたくさんライヴがしたいな、と
仙台から帰ってきて
そんな想いが強まっています。
どんな小さな場所でも、
お客さん一人でもいいから
その土地に出向いてうたをうたうということがしたいな。
交通費がいるから、かんたんにはいけないけれど
一年に一カ所でもいいから
行ったことがない場所にいきたいとおもいます。


北海道、東北、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄・・・
またそのなかの県、そのなかのたくさんのまち、ひと・・・
日本ってとっても広くてとっても大きい。


見てみたい、感じたいな。


まずは福岡が目標です。
10年たって、
きっとわたしが知らない、
かわっているところ
かわっていないところあるだろう
今の自分なら、見れるきがしています。


そしてその前に1月15日、
山本無我さんはどんなひとだろう。
とてもとても
楽しみです。

●1月15日(日) 目黒APIA 40  
 第五回『東京ノ出口』公演 
 出演:山本無我 共演:穂高亜希子
 開場  18:30 開演  19:00
 料金 前売り \2,500- 当日  \3,000-


前売り券のご予約はtokyonodeguchi@open-road.org まで
穂高亜希子ライヴ予約」 と記載の上メールをお願いします。


 ※当日券には限りがあります。 お早めにお買い求め下さい。

 会場 APIA 40 東京都目黒区碑文谷5-6-9 サンワホームズB1 03-3715-4010

 主催 OPEN ROAD PRODUCTION
 問い tokyonodeguchi@open-road.org