庭にお願い

keroyon03132011-11-02

という映画を先日横浜で見ました。


ミュージシャン、倉地久美夫さんの
ドキュメンタリー映画です。


なんとも素敵で不思議な映画でした。
わたし倉地さんのことは、
気になりながらもきちんと知る機会がなかったのだけど


この映画で、はじめて、少しだけ、知れるかな、と期待して
でも映画を見終わったら、
ますます倉地さんのことがわかったようなきがしなくって
わくわくしました。


倉地さんの歌世界は
けして暗くないのだけど
けして明るくなく
不思議な世界
なんだかうまく言葉に出来ないけど
なんか呪術みたいな印象を受けました
でも倉地さんの話し方なのかな、
ちょっと間の抜けた感じというかすごくお茶目さもあって
とてもとにかく倉地さんという人が不思議で
魅了されました。


たくさんの人が倉地さんのこと語っているのだけど
なんだかとても愛溢れていて
今まで名前しか知らなかった方たちのことも、
一気に好きになってしまいました。
人が好きな人のことを話すときの顔ってすごくいい。
もうみんな嬉しくてしょうがないって感じで
好きで好きでしょうがないって感じで
こんなに愛される倉地さんっていったいどういう人なんだろう
って映画見ながら倉地さんのことを一生懸命知ろうとするのだけど
なんか煙に巻かれるような不思議な感覚があって
結局最後まで、わからない!
その感じが、本当に面白かった。


それから倉地さんを目で追いながら
芸術とは
音楽とは
作品とは
生き方とは
みたいなこと映画を見ながら凄く考えていました
なんだか自分にとってとっても刺激になったみたいで
終わってから次の日もずっとずっとそのこと考えていました。
答えはなにもでてないけれど
なんだろう
いろんなこと感じました。


その映画が、また、下高井戸シネマで今週一週間上映されます。
わたしもう一回見てこようと思っています。
もう一回見たらなにか、こないだ感じてた“いろんなこと”が
もう少し明確になるような気がして・・・。


芸術、という、なにかわけのわからないもの、
そういうものにいつしか惹かれてそこに生きてしまった人種、
そんなすべての“芸術”と呼ばれるなにかを愛する、
すべての人に見てほしい映画です。
本当におすすめ。
暇があったら是非見にいってみて下さいね。
倉地さんの音楽よく知らない人も、
この映画を見て、
絶対損はないと思います。



***



関西のことまたゆっくり書きます

少しずつ少しずつ、
日常に戻ってきました。

もうちょっとたったらちゃんとふりかえられそうです。


ではでは。