かこ・げんざい・みらい

keroyon03132011-10-02

もう、10月ですね。
毎日いろんなことがあります。


『ひかるゆめ』発売から、
もうすぐ1か月。
なにも変わっていないような、
すべてが変わったような、
どちらでもあり、
でもそんな極端でもなく、
ちょっとずつひとは変わってゆく。
ひとつひとつのできごとをへて。


きのうは16歳のときからのともだちに会いました。
ともだちは、先日アップリンクに来てくれました。


3年前、くらいも1度ライヴに来てくれて、
「ちょっと死のにおいがするね」って、言っていました。
でも、こないだは、うれしくて、母親みたいな気持ちで泣いたそうです。


彼女は江戸川をさんぽしながら、
「どんなふうにきみをみても
わたしからみたきみはずっとかわらないんだよね」
と言ってくれました。


二歳年上の彼女とは、16のとき、海鮮料理屋のバイト先で、会いました。
いじわるなおかみさんに苦手オーラをだしまくっているわたしをみて、
「なんて不器用なこだろう」とおもったそうです。
彼女はいつも笑顔で、話しかけてくれました。
ある日わたしは彼女を家に呼んで、
一緒にビートルズのレコードをポーダブルプレイヤーで聴きました。
そのひから、ずっと、いろんなはなしをするようになりました。
年上なのにため語で話すほど仲良くなったのは彼女が初めてでした。


洋楽や映画、小説、彼女の部屋に行くとしらないものがたくさんあったな。
わたしはそこで、いろんなことを知りました。
そして彼女は高校を卒業してすこしたって、
東京にいくんだ、と言って町をでていった。


わたしも東京に来てから、
たまに会ったり、ずっと会わなかったりしながら、
でも、あうたびに、いつも、だいすきだ、とおもいます。
15年ちかくたってもなんにも変らないんだね、
わたしは不器用?というかだめなとこだめなまんまで。
それでもちょっとは、、あの頃よりは、
仕事場でちゃんと大人と話せるようになってきましたよ。


彼女はあいかわらず笑顔の人。
いろいろあるみたいだけど、
わたしにはずっとやさしくて、
はじめてあったときのままだ。



「ひかるゆめ」がこのよにでて、
これからどうしようかなあと最近おもうのだけれど
帰りの電車で、アルバムに入ってないじぶんの曲をおもいだしてみたら、
20曲くらいありました。
レコ発ツアーが終わったら、その曲たちをたくさんやろう。
そしてこれからは最後にできるだけ「いつか」をやらないでみようとおもいます。
その曲に自分のなにかをこれまで託しすぎていたから。
つくったときよりもずっといつかにちかづけているようなきがしているから。


アルバム発売後、
嬉しさと同時に心配もあって、
調子に乗ったり落ち込んだり、
こころが浮き足立ってなんだかだめになりそうになっていたけれど
最近やっと冷静さを取り戻してきて頭がはっきりしてきました。
わたしはきにしいだから、
はなからきにしないようにするしかないと決めて。


秋になって、本を読むのが楽しい。
こころがいっぱいだった春夏は、本が入ってこなかった。
いまは、言葉がこころにちゃんと入ってくる。


そうそう、ほんとうに光栄なことに、
雪舟えまさんの第一歌集、『たんぽるぽる』の、
特集に寄せる書評のようなものを依頼していただき、
いま、生涯初の原稿書きにも挑戦しています。
(「穂高亜希子先生机下」様という手紙がきました。
机下?なんと読むのだろう・・)
むずかしいです、でもきばらずに。
また載ったら報告します。


「たんぽるぽる」ともじっくり向き合って、
他のたまっていた本ともたくさん語らいたい。。。
この秋は少し家におこもりしてゆっくり読書したい気分。


それから、すこしおちついていろいろなことをまた考えれるようになってきて、
「みんなのアコースティックワンマンライブ」の募金のことも、
きちんと近々ちゃんとほうこくするつもりです。
待っていてください。


10月ライブのことも、近々。
青いホームページにもライヴ予定のってます。


みなさん、
良い秋をお過ごしください。


さよならまたくるね。
上、彼女の同居人。なぜか彼の方がたくさん何年も私のライブに来ている笑