菊田さん振替ライブのおしらせ、イベントのこと。

来週5月29日、日曜日、             
高円寺書林にて、sorrys!菊田尚さんの振替ライブがあります。
菊田さんのことは先日5月10日の日記に書かせていただいていますが、
今月に入り体調も回復され、
昨晩新宿JAMでのsorrys!でのライブを行われたばかりです。
書林でのライブも、きっといろいろ迷ったと思うのですが、
早速5月29日にやっていただけることになりました。
本当に嬉しい!!
菊田さんのうたや、sorrys!をまだ見たことがない人も、
もしなにかびびっとくるものがあったら、
是非気軽に見に聴きに来て欲しいです。
タイトル、時間、料金はまだ未定です、後日アップ致します。


「みんなのアコースティックワンマンライブ」は、
自分の中で一旦終了した感じがあって、だけど、
高円寺書林の静かな木の空間で生音の丁度良い響き、
そして小規模で親密な空気の中で行われる雰囲気の心地よさ、を実感して、
そして出てくださったアーティストの中にも、
この場所でまたライブをやりたい、っていう方たくさんいて、
これからも、月に一度とか、マイペースに、
いろんな方のライブを行っていこうと思うのです。


そして、「みんなのアコースティックワンマンライブ」の良かったところを、
そのまま継続していきたいと思っています。
募金箱を置くかどうか、入場料設定なども、出演アーティストと相談、という形で、
場所代のことも、オーナーと相談して、お店にとっても利益のあるやり方で、
少しでも募金を集めるという行為は、出来るだけ継続していきたいと思います。


菊田さんのライブ、その新しい始まりの、一番最初の夜と思っています。
わたしも、とりあえずイベントが終了したことで、
自分のやれることが終わったような気になっているけれど、
まだまだずっとずっと考え続けること、行動し続けること、
やめてはいけないな、と、思います。


それは、山村サロンでの、チャリティーライブにあたって、
主催者の坂口さんから、「継続的な支援が必要」という言葉を聴いたことや、
先日出演した「mute」、主催者サトウさんのブログにも、
おなじようなこと、書いてあり、考えました。


そうそう、その、出演させていただいたイベント「mute」、
入場料とコンピを、募金にあてたそうで、31,000円募金が集まったそうです。
本当に、お疲れ様でした!!!
一緒に関われて、参加できて本当にとっても嬉しいです。
主催者サトウさんのブログ↓
http://blog.goo.ne.jp/oopsrecord/
イベントを主催するにあたっての、葛藤や、チャリティーについての考えが、
真摯に書かれてあります。
良かったら読んでみて下さい。


チャリティーについて、いろんな考え方の人いるんだけど、
賛同、反対、両者、自分の理解や考え方があり、
どちらが正しい正しくないなんてないと思うし、
それを説得したり怒ったりすることは自分には出来ないです。
でも、わたし個人は、なにかやることは絶対無駄じゃないと信じています。
お金っていう眼に見えることだけじゃなく
すべては「エネルギーの循環」だと思います。
だれかがなにかをおもいついて、それを世界に提示すること、
そしてひとが何かを感じたり、感じたりする為にやってくる、
そこで起こるエネルギー。


こころをこめたり、ていねいであったりすればするほど、
エネルギーはたくさんかかる。
ひとりひとりが持ってるエネルギーは限りがあるから、
みんなじぶんができることをめいっぱいやるしかなく、
とにかくめいっぱいやるしかなく。


でもなにもやらないよりは、たくさん循環するのだと思います。
結果より循環が大事です。


私がなんであのとき、あのイベントを企画したか、
今になってわかります。
不安のエネルギーを、全部使いきってしまいたかったんだと思う。
不安のエネルギーを、正のエネルギーに変換したかったんだと思う。


3月の震災のあと、ものすごくものすごく不安で、
こころのなかからごうごうと、エネルギーが行き場所を失っていたから。
ああいうことなにもなければ、
衝動的に被災地にいって、おろおろして何の役にも立たずに泣いたり、
もしくは、ただ毎日街中をぐるぐる深夜徘徊したりて、
ひとりよがりに絶望的になっていただけかもしれない。


でも少しだけ運良く、自分の役割を見つけられたから、
一番おかしくなりそうなときに落ち着いていられることが出来ました。
今、自分のできることの中で、
多分一番最善の方法を選び取ることが出来て、
荒らぶる心の渦が、電池の+と−みたいにピタッと合って、
電気がつきました。


そして、人に会ったり、話したり、
お金を受取ったり、ドリンクを渡したり、
眼を合わせたり、微笑みあったり、
手を振って見送ったり、
音楽を聴いて、見て、
泣いたり、笑ったり、
たくさん感じたり、しました。


イベント中、疲れて、何度もエネルギーが枯れ果ててしまいそうになったけど、
不思議にライブを見るとまた復活する、という日々でした。
アーティストやお客さんの放出する、エネルギーをもらっていたんだろうな。
毎夜、毎夜、アーティストやお客さんから、たくさんのなにかをもらい、
そして、全部終わって、たくさんのなにかが自分の中に残りました。


自分のライブ、変わったと思います。
もらったもの、多すぎて、だしても、だしても減らない。
多分もらいかたも、学んで、今ももらい続けてるとわかる。
だから、絞り出さなくても自然に出てくるようになってきました。
人前に立つのが苦しくなくなってきました。


だから、だれかの為なんかじゃなく、
私が一番得しているのです。


それ、いけないことかな。


途中からわたし、目的をわすれてしまってたような部分もありました。
でも、最初に始めようと思ったときの理由と衝動、そして呼びかけだけは、
私の気持ちとは関係なく、このイベントの芯に根を張っていて、
あつまってくれた人びとの気持ちが、お金、というかたちで、残りました。
それは、ほんとうに、ひとりひとりの気持ちの積み重ねでした。


ありがたいです。


これで、「なにかできた」なんて思ってはいけないと思っています、
被災地のひとに対しては。
(まだお金を送れてもいないし)


でも、なにかを循環させることは、
すこしだけできたかもしれない、と思っています。
だれかの気持ちと気持ちを、回して、うまく送り出す。
尾林君がつけてくれたタイトル、「原始力発電所」のように。
そういった場所が提供できていたらいい。

そして、先日よっちゃんがライブで言っていた言葉のように。
(5月16日の日記に書きました。)
自分のこころのエネルギーを負も正も、光にかえることができたら。
ほんのすこしだけでも明かりを灯せたら。
そういうことならできるかもしれない。


そんなことを今、思っています。
とりあえず、5月29日、また始まる。
菊田さんのうたが聴ける。
ほんとうにほんとうに、楽しみです。


いろんなこと、また書きます。


 
マクドナルド博士、睡眠力発電というのはどうでしょう。
ただいますやすや充電中。