綺麗だとおもうこと




自分がきれいだと思うものが目の前にあって
それを感じられることの幸せを
どんなつらいときでも
ありがとうとおもえたら
全然変わる気がする


ほんとに自分がすきなものがあってよかった
すきなひとがいてよかった
いちばんだいじなものは
いつもかわらないはず
たまにみうしなうだけで
みんなあるよね


きれいすぎるものは
きれいすぎていやだとかたまにおもうけど
きれいなものはやっぱりきれいだ
きれいなことはやっぱりきれいだ
きれいな想いはやっぱりきれいだ


そのきれい、ってことはひとによってちがうけど


きれいなものが好きだ
きれいな想いが好きだ
触れると自分の汚れが洗われる気がする


自分のすべては全然きれいじゃないけど
いっかしょだけは
うまれたまま
よごしてないところがきっとある
それはきっと
じぶんがもってたものじゃなくて
生まれるときにもらってきたもの
みんなおなじに


その部分が
いつもなくしそうになるたびに
この世界の
きれいなものに
あらわれてなんとかここにある


その部分は
いままで見て感じたもの
色や匂い感じ
全部覚えていて
その感じに少しでも近づこうとしたとき
光のようなものがある
自分のからだが包まれるような
想像や想い出
きっと死ぬ間際に思い出すような素晴らしい気持ち


美しさという魔法に
世界を救うことはできなくても
ひとりを救うことができる気がする


ひっそりとたくさん
探せばいつでも目の前にある


大事なひとを傷つけたり
いやなおもいをさせてしまうことは
なくなることはないかもしれないけど
でも
生きていかないといけないから
なにかにたよって
思う存分めいっぱい頼って
頼り合って


自分に絶望しても
全部いやになっても
誰かに嫌われてしまっても
好きな人たちのこと思い出して
今まで出会ったひとたちのこと思い出して
人を好きになれるということを忘れないで


新しい出会いを恐がらない自分になりたい
未来を楽しみに想えるように


人を愛せるか
それにかかってる


毎日他人のことばかり考えて
悲しくなったり
やさしくなったりしてすごしてゆく


おやすみなさい
からだをやすめて
こころをみなおして
たくさんの後悔の
一人の夜に