コメント


雪舟えまさんより「ひかるゆめ」コメントを頂きました。



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むずかしい心、穂高さん
よくぞいままで生きてきてくれました。
生きて、これらの歌をつづり、聴かせてくれてありがとう、と
「ひかるゆめ」をしずかに流している部屋の窓から
台風が去って ぐんと涼しくなった夜の庭を眺めています。


絵本のような やさしい言葉でえがく
かなしみ、あきらめ、別れ、慈しみ、喜び。
穂高さんは宇宙をひとりあるく
たくさんの傷を負った、藍色の巨人のよう。
とても大きいから、たくさんのものにぶつかってきただろう。
傷たちは星の光を吸いこんで きらきらと輝きながら治ってゆく。
彼女のからだを包む新しい星座、
それが「ひかるゆめ」なのだとおもう。


真っ青な夜空の下の広がりへ
おそらくは彼女のほんとうのふるさとへ
わたしを連れていってくれる 惜しみない美しい声
そこでは透明な草がゆれて、
光る虫がなつかしい蛍そっくりに飛んでいます。


雪舟えま


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2006年のチラシ


雪舟さんは
地球の楽しみ方味わい方をおしえてくれたひとです。
きっと どこかで むかし 会ったことがあるのでしょうね
ムーミンスナフキンにいろんなことをおそわるように
どこで会っても わたしは 彼女に なにかを教えてもらってきたのだと
そんな記憶が あるんです。


この言葉は
世界で一つの贈り物
ほんとうに大切にします。