素敵なこと

 


「高橋鮮魚店」高橋さんのHP 昨日更新されたブログより高橋さんのお言葉を転載します。
http://sakanaya.tatsuchan.com/


『7月20日

本日、3連休明け昨日までに届いた扇風機18台を、吉里吉里中学校と仮校舎として間借りしている大槌中学校へ届けました。

今まで支援頂いた扇風機は、すべて大槌町立小学校(4校)へ配りました。

写真:左から
大槌中学校 校長 小野永喜 様、私、吉里吉里中学校 校長 沼田義孝 様

私は、17日(日)のフリーバザーで日に焼けて真っ赤かです!(大笑)


このあと校長室で、お茶を頂きながら両校の校長先生と震災当時の話などを伺いました。

また、今後必要となるであろう寒さ対策(暖房機器)の件も話しました。

運動会や文化祭などの秋の行事もあります。

これから必要になる物資についても、出来る限りで支援していきたいと伝えました。


吉里吉里中学校 校長 沼田様は、私に言いました。

「今回、扇風機を支援してくださった皆様の暖かい想いを、全校生徒へ話し伝えたい。タダで物が貰えるのでは無く、その物(支援物資)を大変な思いをしながら送ってくれる人達がいる事を必ず子供たちへ教えます。本当にこんなに沢山の支援をして頂き感謝致します。」


全国的に品薄の扇風機を、皆さんが大変な思いで探し送られた事を、私はメールやTELで知っています。

わざわざ探して探して見つけた1台や、たまたま街で見つけた1台を、何のためらいも無く購入して送って下さった人、被災地大槌町の子供たちのために何台も集めてくれた人・・・・

私は支援物資(物)を届けるだけではなく、送ってくれた人たちの想いも届けたい(伝えたい)。

支援してくださる人と、支援される人を、物理的な物で無く、人として繋げたいです。

震災から4ヶ月、仕事が出来ない自分を助けてくれたのは・・・・

本当は、支援物資を送ってくださった皆さんだと、最近は思っています。

皆さんが支援してくれて私が届ける。この活動で支援してくださる方、支援される方、沢山の方と出会いました。

そして私もいろいろ学びました。

私が好きな言葉 「人を救えるのは 人しかいない」阪神淡路大震災から語り継がれた言葉です。

正直、HPにこの言葉を掲げた時は何となーく理解していたつもりでしたが、今はしっかり言葉の重さが解ります。

自分も自分なりに頑張ってきたからこそ解る言葉なんでしょうね。

何度も辞めようかな・・・っと思った時もありました・・・・

でも続けてきて良かった!

本当に微力な私ですが、もう少し皆様のお力をお貸しください。

これからも、暖かいご支援をお願いいたします。』




泣いてしまった。


高橋さんなんていいお顔だろう。。。
こんな方がいることを知れて、少しでも関わることが出来て、
ほんとうにほんとうに、良かった、と想います。


高橋さんほんとうに素敵です。。。!


(勝手な転載を、どうかお許しください。)



                ***



ただいまの募金つかいみち報告

・高橋鮮魚店様 7/8 扇風機5台、7/15 扇風機2台
・遠野まごころネット様 7/19 扇風機4台
石巻スポーツ振興センター様 7/19 扇風機6台
    計 扇風機17台+送料 ¥75070          
・結いっこ盛岡様 7/19支援金振込 ¥30000 
              計 ¥105,070 


上記3カ所への、扇風機の送付は、
「扇風機が足りないから送ってほしい」と、大きく呼びかけているところへ送付をさせて頂きました。
「結いっこ盛岡」への募金は、
長年の友人であり、このイベントのナナエさんの日にも出演してくれた、岩手県宮古市出身、ゆきんこちゃんのお母様が、宮古の避難所に通って、いろいろと活動をされておられると聞いたことから、なにかできることはないかコンタクトをとった結果、7/31に行なわれる、仮設住宅や避難所生活をしている方たちの為の無料の物資配給会で、物資を買う為のお金が足りないということで、ゆきんこちゃんのお母様から頼まれた、「結いっこ盛岡」さんに振り込ませていただきました。
今年の大切なお盆に、喪服がない方が大勢いらっしゃって、今回振り込ませて頂いたお金はほぼ、喪服を購入し、必要な方に無料で提供する費用にあてることになるかと思われるそうです。
ゆきんこちゃん、お母さん、ほんとうにありがとうございました。


イベントが終わった後、募金の使い道、
ひと月以上、毎日ずっと悩みすぎて一歩も進めず、
自分にあきれ、なにもできずにいたけど、
勇気を出して一番最初に募金を使わせて頂いた高橋鮮魚店様とのことが、
大きな励みになって、その後、すこしづつ動くことが出来るようになりました。


自分は、どこか被災地のひとや、被災地に家族がいるひとなどに、
ひけめを感じていました。
それに、チャリティーライブを嫌う人たちに、恐れをかんじていました。
ほらね、やっぱり偽善だった。って思われることをいつも想像して、
悲しくなってしまっていました。
(ほんとうのところ、その妄想は、自分で自分にそう思っていたことからくるものだったのだと思います。)
でも、やっぱり、被災地の方と、関わりたかった。
そして、関われて、少しだけど役に立てて、ほんとうに嬉しい。
そっちの気持ちが今は、大きいです。
もしかしたら震災後、ライブを主催していたあのときの自分の気持ちが、
自己満足の偽善的なものだったとしても、
やっぱり、募金を集めて良かった、と想います。


そして「扇風機にしたんだね、すごくよかったね」って言ってくれた人々、
みんな認めてくれるだろうかと、ほんとうに不安だったけれど、
その言葉を聞いて、どんなに嬉しかったかわかりません。
応援してくれて、一緒に喜んでくれて、ほんとうにありがとう。
そして、こんな大きな支援(じぶんにとっては)ができてるのも、
関わってくださった人々、アーティスト、お客さん、みんなのおかげです。


引き続き、ゆっくりとのこりの使い道、検討していきたいと想います。
なにかアドバイスや情報があったらお気軽にお教えください。


               *


今日はまるで冬みたいでしたね。
夏がもう終わったような、
なんか秋の始まりみたいで、
だけど冬から春に変わる頃・・
今年の春のこと思い出したり、、、
なんとなくタイムスリップしたみたいで、
なんか嬉しかった。


夜はやさしい気持ちで眠りにつけそうです、
長々、読んでくださりほんとうにありがとうです。
おやすみなさい。

  穂高