せかいがちがう

うたを、うたうとき
ことばはわたしのくちをはなれたとたん、
くうきにふれてせかいにとびだす。


ひとりひとりのからだをぐるっとまわって
ことばはあいてにゆだねられる


だれかのこころにたびをして、
いすわったり、きえていったりする。



ことばは 洋服 のようなものだから。

うたは

その、なかの、はだか、

それがちらちらとでもみえるような

そんな、ろしゅつきょうのような

ものだとおもいます。